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2009年04月06日
縮んだセーター。
妹が突然こんな質問をしてきました。
縮んだセーターは直らないの?
縮むといっても色々あります。
簡単に直るものもあれば絶対直らないものもある。
どんな素材だ?と聞くとわからないといいます。
どうやら友達のものらしいんですね。
セーターが縮むと聞いて、まるで子供服のように縮んだと聞くと、私たちはフェルト収縮を疑います。
フェルト収縮とは、ウール限定なのですが、繊維が複雑に絡み合い縮んでしまう現象のことなんです。
この現象で縮んだものは、サイズは何とか元に戻るケースがありますが、表面の風合いなど決して元には戻りません。
水洗いの失敗で起こることが多いんです。
さらに突っ込んで聞くと、どうやら子供服のように縮んでいるとか。
うーん、ウールのフェルト収縮だなあ。
とりあえず、現物を見てみないとなんともいえないので、一度持ってきてもらうようにいっておいたんです。
そのセーターが本日やってきました。
一目見て、フェルト収縮しているとわかるほど表面は毛羽立ち、思いっきり縮んでいます。
一瞬、これは無理かなあと思ったんですが、よく見るとフェルト化している箇所がまばら。
普通は全体的に起こる現象なので、ちょっと不思議です。
改めまして素材表示を見てみて納得。
このセーター、化学繊維との混紡品だったんですね。
ウールとアルパカが入っているのですが、それ以外にアクリルが混ざっている。
このアクリルの部分は縮まなかったんですね。
サイズは何とか伸ばせるとしても、ウールとアルパカの部分の縮みがどうなるのか、とりあえずやってみないと始まりません。
期待しないでねと一言付け加えて、とりあえず預かりました。
何とか着れるようになるといいんですけどね。
でも、これだけ縮んだセーターを何とかして期待と思うくらいですから、大事に思っていたと思うんです。
お値段もそれなりにしたと思いますし、洗うということを考えたときに、クリーニング屋さんに頼むという選択肢はなかったのかなと思うとちょっと残念でした。
適切な洗い方をすればご家庭でも十分洗うことは可能です。
でも、素材によって適切な洗い方はあると思うんです。
やはりウール類はドライクリーニングのほうが風合いもいいと思うんですよね。
水洗いした後の、ふにゃっとしたコシの柔らかさを好む人もいると思いますが、買ったときになるべく近い状態で維持したいと思うなら、やはりドライクリーニングに勝るものはありません。
ただし、適切なクリーニング店を選ばなければいけませんけど。
お客様にはそれが一番難しいのかもしれませんね。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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投稿者 boribori : 2009年04月06日 23:01