2009年01月11日
いろいろな人がいます。
朝、ゆっくりしていると、どうも空気がおかしい。
どうやら子供たちをつれてどこかへ行って欲しいというような空気が漂っています。
この手の空気を読むのがうまくなったものだと、自分で自分をほめたいです。(笑)
長男はもう一人で遊びに行ってしまったので、下の子たちを連れて出かけることにしました。
ちょうど聖蹟桜ヶ丘へ買い物へ行く用事があったので、お散歩がてら歩いていくことに。
ここ中河原は、周辺に歩いていくことが出来ます。
お隣の駅はもちろん、その先の府中辺りまでは、普通にお散歩できるんです。
直線ではないので、実際の距離は少ないからでしょうね。
お客様でも聖蹟桜ヶ丘に歩いてお買い物に行く人は結構いらっしゃいますし。
子供二人、それも一人はまだ幼稚園へ入る前なので、手をつないで歩きます。
子供同士、手をつないでくれればいいのですが、こういう時だけなぜかお父さんがもてる。(笑)
必然的に両方の手で子供たちを手をつないで歩くわけです。
ただでさえ狭い歩道、他の人の迷惑だなあと思いつつ、仕方なしに歩いていきます。
しばらく歩くと、後ろからチャリンチャリンとと自転車が。
当然、こちらが幅利かせて歩いているので、一旦止まり、なるべく端によって止まるんです。
その脇を物凄いスピードで走り抜ける自転車。
一応、申し訳ないので、すいません、と一言言うのですが、ほとんどの人が返事を返してきません。
そりゃ迷惑かけているのはこちらですけどね、何かしら一言あってもいいんじゃないかなあと思ったりもします。
挨拶って重要だよなあ、と思い、また歩いていると、今度は前面から自転車が。
同じように端により、すいませんと一言。
すると、今度はこちらこそ、という返事が。
うん、やっぱり挨拶は気持ちがいい。
やはりこちらが悪いんですよ、でも、挨拶を交わすだけで、なんとなく気分が晴れる。
みんな挨拶すれば、もっと世の中明るくなるんじゃなかろうか、などと思いつつ、聖蹟桜ヶ丘まで歩き続けます。
聖蹟桜ヶ丘に着き、アートマンへ。
エレベーターで文具売り場へ向かおうと乗り込むと、しまる直前に走ってくるご老人が。
エレベーター、一度行っちゃうとなかなか着ませんもんね、乗せてあげなければ。
ボタンを押し待っていると、ありがとうの一言。
たいした事しているわけじゃないんですけどね、なんとなく役に立ったようでうれしい。
文具売り場で買い物を済ませ、本屋さんへ行き本を探すも見当たらず。
そろそろお昼になるので、帰る前に京王デパートの食品売り場で、ちょっとお買い物をしていくことにしたんです。
物産展みたいなものをやっていて、葛餅が売っていたんですね。
娘が葛餅に目がない。
試食があったので、ひとついただいて即購入決定。
包んでもらっている最中に、子供たちがもうひとつ試食に手を伸ばそうとしたので、注意をしたんです。
さっきひとつ食べて、今買ったんだから残りは家に帰ってから。
すると店員さんがこんなことを言ってくれたんですね。
しつけとしては正解なんだけどね。今日はおじさんが特別に上げよう。
そういって、もうひとつ葛餅をくれたんです。
やさしい言い回しに、私も子供もにっこり。
丁寧にお礼を言って、帰って着ました。
帰りの電車に、車椅子の方々が。
今は京王電鉄も、車椅子の方に対応しているんですね。
ちゃんと、駅員がついて、乗せてあげ、降りる駅で駅員が待っている。
中河原駅で駅員さんがいて、当たり前のように降ろしているのを見て、車椅子の方が当たり前に乗れる時代になってよかったなあと本当に思いました。
昔は、皆さん気兼ねして出かけるのを嫌がっていた時期があったと聞きます。
エレベーターがつき、徐々に障害者の方々にも利用しやすくなってきていますが、施設が充実するのと実際に利用するのはまた別の話。
こうして目の当たりにすることで、なじんできてよかったなあと思うんです。
今日一日、お散歩をしていていろいろな人にあいました。
子供、大人、お年寄り、女性、男性、障害者の方。
いろいろな人がいて、生活をしている。
最近は、自分以外の環境を理解できない人が多くて、ちょっとしたことでいざこざが多いように思います。
実際、子供をつれているとあからさまにいやな顔をされることも多く、こちらが迷惑をかけていることは重々承知をしているんですが、なんともやりきれない思いをすることも多いんです。
足の早い人もいれば、遅い人もいる。
自分が出来るからといって周りも同じように出来るわけじゃないんですね。
人に優しい環境って、人のことを考えることが出来ることじゃないかなとも思うんです。
自分と違う人がいることをちょっとだけ考えることが出来れば、もっと気持ちよく生活が出来るんじゃないかなあと思いますね。
みんな、半歩ずつ譲り合えば、みんなハッピーだと思うんですけどね。
投稿者 boribori : 2009年01月11日 23:46