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2008年12月24日
ポケット掃除。
友達が最近ブログを復活させました。
がんばって続けているようで、半月ほどがんばって書いているようです。
続けるって大変なのを、今感じているはず。
でもそれを過ぎると書く楽しみが出てくるのでがんばってね。
で、今日はそこに書いてあったねたをいただきました。
ポケット掃除について。
私たちクリーニング屋さんでは、洗う前に必ずポケット掃除をしています。
ポケットに何か入れたまま洗うと、事故につながることがあるためです。
ポケットの中に手を入れまして、何か入っていないか確認し、最後にごみを出すようにします。
結構埃ってたまっているんですよね。
ポケットの中に入っているもの、いろいろあります。
爪楊枝、ボールペン、ライターなどは必ず見つけることが出来ます。
この中で、ボールペンは気づかずに洗ってしまうと恐ろしいことになるんです。
洗っている最中にインクが出てきてしまい、服についてしまうんです。
そうなると、シミ抜きをしなければならないのですが、かなり広範囲になるのと、洗っている品物のほとんどに付着するので、えらいことになります。
でも不思議なのは、全部につくわけではないんですよね。
集中的につくもの、まったくつかないもの、いろいろとあるんです。
水溶性のインクならこうはならないんでしょうが、油性インクだと、洗っている最中もある程度形を保っているんだと思います。
そして、ライター、これも気づかずに洗ってしまうと怖いといわれています。
ご家庭では影響はないのですが、私たちクリーニング屋さんが使っているドライクリーニングで、ライターを一緒に洗うと、引火の危険性があるといわれているんです。
すべてのドライクリーニングにおいてそうなるわけではありません。
引火性のない溶剤もありますから。
引火性のある溶剤を使用している場合、発火源となるものを入れないようにするのは基本中の基本なのです。
昔からライターは危険だといわれ続けているんですが、ライターを一緒に洗ったくらいでは問題ないという人もいます。
この辺は主張が違うのでなんともいえないのですが、洗うときに一緒に入っていること自体、あまり気分がよくありませんので、やはり洗う前に取り除くんです。
危険ではありませんが、ポケットの中にはいろいろ入っていまして、高価な宝石が入っていたこともあります。
昔は、現金がよく入っていましたね。
また、給料明細や銀行の明細などが入っていた時代もありました。
この二つは今ほとんど見かけなくなりましたね。
春になって多いのが、コートのポケットの中に手袋が入っていることがあります。
これには注意が必要ですね。
いざ使おうと思ったときにあわてて探すことも多いですし、私たちのほうもどう扱っていいのか困ってしまいます。
クリーニングに出す前に、ポケットの中は見ておいたほうがいいですね。
ポケット掃除は、ご家庭での洗濯でも基本になります。
ボールペンやサインペンなど紛れ込んでいると、本当にしゃれになりませんから。
仕分けるときに一緒にポケットを点検する癖をつけるといいですね。
ご主人の服からお金が出てきて、お小遣いになるかもしれません。
ポケット掃除をするといい事あるかもしれませんね。(笑)
投稿者 boribori : 2008年12月24日 23:06
コメント
こんにちは。今年もあとわずかですね。
ポケットね。昔(と言ってもわたしが始めた十数年前ですが)一番よく入っていたのがテレホンカード。携帯主流になってほとんどなくなりました。たまに携帯電話が入っていることがありますけど(笑)
最近では、SUICAやお財布ケータイになって、以前よくポケットに入っていたJRや地下鉄のカードも見かけなくなりました。
こういうところにも時代の移り変わりを感じたりします。
一番困るのは、飲み屋さんの女性からもらったと思われる名刺です。
「こんなの入ってましたよ」みたいにお返しするのもどうなのかと。ましてや、本人じゃなくて奥さんがクリーニングの窓口だったりすると思わぬ火種にもなりかねないし。
かと言って、勝手に捨てるわけにもいかず困ります。
投稿者 宮井 : 2008年12月25日 12:34
宮井さん、毎度です。
10年もやっていると、本当に移り変わって行ったのが分かりますよね。
逆に言うと、10年で日本がそれだけ変わってしまったということなのかなあ。
飲み屋の名刺は確かに困る。(笑)
きっとご主人も、必要ないから入れっぱなしなんだと思うんですが、それを奥様にお返しするのはとても気が引けてしまいます。
なるべくなら入っていて欲しくないものの一つですね。
投稿者 boribori : 2008年12月27日 01:31