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2008年11月01日

事例集にすれば?

夕方、馴染みのお客様がご来店。
このお客様には、入店以来、いろいろな事を教えていただいているんです。
ご実家が商売をやっているので、話が通じるということもあるのですが、何よりもとても勉強家で博識。
これからの展望など参考になるお話を聞かせてくれるんです。

ここ今日も洗濯日和も読んでくれているようで、たまにアドバイスをいただいたりします。

今日いただいたお話は、このブログを事例集として少しまとめてみたら?というものでした。
毎日せっせと書いているし、埋もれているものもある。
事例別にまとめれば見やすいし、参考になるのではないか、というお話。

埋もれてしまうということは、かなり前から思っていたんです。
ちりも積もれば山となるとはよく言ったもので、すでにここへの投稿が1500に近づこうとしています。
最初っから全部読もうとする人なんているもんじゃありません。
また、検索で引っかかってくる人もいらっしゃるんですが、お目当ての記事が登録されている保証もなく、お客様の望むものが見つからないといったことが起きてしまいます。

では、事例集としてまとめるか?というとこれもまた微妙な話なので難しいのです。

ここで取り上げている話は、ある意味限定されている話ばかりなんですね。
応用が利かないわけではないのですが、どれにでもあてまはるか?というと言い切ることが難しいんです。

昔と違い、綿と言えども同じように扱えないものばかりで、一括りにできないといった事情があります。
昔なら綿ならこうしてください、ですんでしまうのですが、昨今の生地は細いものが多く、また服になった場合、素材表示に載っていないものも影響が出たり、装飾品、ボタンやプリントなどが影響したりと、これがまた難しいのです。

最近、テレビや雑誌などで染み抜きや洗濯の話をするクリーニング屋さんがいますが、きちんとした人ほど、紹介している技術はこの素材で使用してください、というような注意書きが載せてあります。

それでも言っている方からすれば、範囲外のものもあるので言い切るのには躊躇しているはず。
教えるのはいいんですが、間違えた処理をすれば事故につながってしまうので、教えることに躊躇してしまうんですね。

事例集としてまとめれば、便利かなあと思う反面、さまざまなケースが想定される中、きちんと見分けがつかない危険性を考えるとまとめるのもどうかなあと迷っています。

繊維の技術の進歩は、着やすくなった反面、取り扱いがとても難しくなってしまいました。
これらを分かりやすくまとめることができたら面白いんですけどねえ。
どうしても経験が物を言う世界だから、難しいかな?

投稿者 boribori : 2008年11月01日 23:11

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