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2008年09月25日
うーん、それはどうなんだろう?
夜、食事を取りながらテレビを見ていたときの事。
ちょうど各番組が終わり、何か面白い番組がないかなあと、チャンネルを変えていたんです。
するとパッと映ったのが、通販番組。
この通販の番組って面白いですよね。
この中に、買いたいと思わせるようなテクニックがたくさん詰まっている。
客としてみても面白いんですが、分析しながら見ても結構面白いので見るものがないときはたまに見ているんです。
今日取り上げていたのが、収納袋。
それもただの収納袋ではありません。
吊るしてある物を数枚まとめ、一枚の袋に入れ、さらに掃除機で圧縮できるという品物。
布団圧縮袋のハンガー版、といった感じの代物です。
この商品を見たとき、すぐさま違和感を感じました。
これ、大丈夫なのかな、と。
ぱっと見ただけで判断は出来ませんから、そのままどうやって圧縮するのか、見ていきます。
数枚のコートやジャケットなどを一枚の袋にいれ、上から掃除機で空気を抜いて圧縮させていきます。
見事にぺったんこ。
たしかに、クローゼットの中は格段に隙間が出来、収納力がアップします。
最後まで見てやっぱり違和感が。
どこに感じたのかといいますと、まず思ったのがしわが強力につかないか?と言うこと。
布団ならしわがついてもさほど気になりませんが、洋服は違います。
圧縮してしまうくらいですから、かなり長期間保管するはず。
となると、着いたしわが固定される恐れがありますよね。
これをご家庭で取れるのか?
私は厳しいと思います。
実は同じような事例がありまして、クリーニング屋さんの保管サービスで、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ状態で長期の保存をし、いざ仕上げようとすると、強力にしわがついてなかなか取れなかった、と言うものがありました。
パートさんでは仕上がらず、職人さんに頼んでやる事になったと昔聞いたことがあります。
袖のあるものなどは、厳しいと思うんですよね。
そしてもう一つ、気になったのがつぶれてしまわないか?と言うこと。
嵩張る衣類はやはり冬物です。
番組でも主に冬物をメインにやっていたんですが、圧縮するとつぶれますよね。
たとえば布団のようなわたなら、日に干したりとか乾燥機で回したりとか出来ると思うんです。
所が、これが衣類ですとそうはなかなか行きません。
微妙なふっくら感がなくなったりすると、暖かくなくなりますし、しわの件と同様ご家庭で出来る作業じゃなくなると思うんですね。
布団なら何とかなりそうですけど、この圧縮を衣類に持ってくるとちょっと厳しいんじゃないかなあと思うんです。
番組では、礼服とかいいんじゃないかといっていましたけど、着るときは急な品物ですから、不安が残りますよね。
ただ、完全密封ですから、虫食いの心配はなくなります。
この点はいいと思いましたけど。
服のしわなんて気にしない人が多いってことなんでしょうかね。
クリーニング屋さん的には厳しいと思うんですけど、一般の消費者にとってはどうなのか、興味があります。
来年、また同じ商品が売られていたら、評判がいいってことですよね。
来年まで結果待ちましょう。
投稿者 boribori : 2008年09月25日 23:13