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2008年08月17日
においの原因は？
たまにはクリーニングの話でも・・・。
一応ここ、クリーニング屋さんのブログですから。（笑）
昨日チョウさんとピザパーティをやっていたときに、チョウさんに聞かれたことがありました。
梅雨時から今くらいになるとかび臭いにおいがする、と言うもの。
普通に着ているTシャツがにおいだし、なんとも駄目なんだと言います。
においの原因はいくつかあるのですが、主なものは雑菌の繁殖。
靴下のにおいもそうですし、わきの下の汗のにおいもそうです。
雑菌の繁殖って物凄くて、ものの30分ほどで一気に増えてしまいます。
対策はいろいろとあるので、どれが原因か？探る必要があります。
お話を伺っていると、石鹸を使っているとの事。
石鹸、使い方が難しいんですよね。
汚れ落ちはいいのですが、まず溶けにくい。
洗濯層に付着し、カビの原因なりやすい。
服に残りやすく、黄色く変色しやすい。
などなど。
洗濯層のカビが原因かな？とも思ったのですが、さすがチョウさん、定期的にお掃除しているとの事。
となると、次の対策は、雑菌の繁殖自体を抑えるしかないですね。
雑菌の繁殖を抑えるには、抗菌加工をするのが早いんです。
最近は抗菌加工剤入りの洗剤なんかも売られていますので、そういうものを使うといいですね。
また、以前ここで紹介した事がある、当店のYシャツに使っている抗菌剤も、物凄く効果があります。
また、まったく別の視点から抗菌剤が練りこまれた繊維と言うものもあります。
私も一枚持っているんですが、これがまたすごいんですよ。
抗菌剤配合なので、雑菌が繁殖せず、まったく汗臭くならない。
これには驚きましたね。
繊維の世界も日々進化していますから、こういった商品が出てきます。
これだけ暑い日が続くと汗もかきますし、においが気になります。
原因がさまざまですから、一つ一つ潰していかないといけません。
部屋干しなんかも、雑菌が繁殖しやすいです。
すばやく乾燥することも必要ですね。
投稿者 boribori : 2008年08月17日 06:04
コメント
こんばんは。浅美です。アドバイスを頂けたらと思い、お邪魔してしました。
お客様の衣類をお預かりするとき、ウエストになにかが擦れたような跡がついているズボンが、多く見られるようになりました。わたしが気付かなかっただけで以前からも多々あったのかもしれません。お客様にお尋ねすると「ベルトのあと」だとのこと。シミ抜きコースでお預かりすることもあるのですが、今まで全くと言ってしまっていいくらい、汚れは落ちていません。ベルトの擦れたあとは、落ちないものなのでしょうか？また、素材によってベルトをすると、跡が付きやすいものなどあるのでしょうか？受付でお客様と会話をする中で、ズボン又はスカートにベルトをされるときに、なにかアドバイスをしてあげられたらと、思います。汚れが落ちず、とても残念そうな表情で帰られるお客様を見ると、とてもツラく、なにか自分に出来ることはないかと、いつも思います。お客様に衣類と上手に付き合っていただいて、笑顔でいてほしい。そのお手伝いをしたいのです。よろしくお願い致します。
投稿者 浅美 : 2008年08月18日 00:07
浅美さん、まいどです。
ようやく帰ってきました。
ズボンの腰のベルトの後、よく見かけますね。
なかなか落ちないでしょ？
ベルトのすれた後、が落ちないのは、時間をかけてついているのと汗などで濡れている状態でついているので強力にしみこんでいるからだと思います。
革製品の色落ち、と言うやつなんですが、良くあるのがバッグ。
上着につけば皆さん気にするのですぐクリーニングしていただけます。
ところが、ベルトとなると、普段はベルトに隠れてしまいますし、他の衣類に比べてもどうしても長く着用してしまいがちです。
ズボンの素材がどうのこうのと言うより、ベルトそのものの色落ちが原因ですから、ベルトを見直すのが一番早いんじゃないかなあと思います。
今年の夏も特に暑いですから、どうしても汗の影響で色が出て移ってしまう事はあるんです。
注意点・・・・・、ベルトを変えるか、普段はベルトに隠れる所なので諦めるか・・・・。
難しい所ですね。
浅美さんがお勤めの工場では、少々厳しいものなのかもしれません。
染み抜きは絶対安全ではありませんし、失敗すれば事故になってしまいます、
自社の工場が出来る以上の仕事は請けないというのもひとつの選択だと思います。
別のクリーニング屋さんを勧めてあげるのも、お客様のためになると思いますよ。
暑さの影響がいろいろな所で出ているようです。
年々、厳しい状況が続きますねえ。
投稿者 boribori : 2008年08月21日 07:37