« イメージ。 | メイン | 良いクリーニング屋さんの見分け方がない。 »
2008年06月27日
見事な受付。
数年来の友達が、クリーニング屋を今月でやめると言うので、集配の途中によって来ました。
彼女とは、不思議な所でつながっていたりします。
受付だけのクリーニング店をオープンさせていたのですが、実はオープンするにあたってメールでクリーニング屋さんの心得や受付での注意点などを質問された事があったんです。
当時お互い全然面識もなく、急にメールで質問をされたので、思い立った事をメールした記憶があります。
その後、ふとしたきっかけで出会い、友達として今までお付き合いしてきました。
彼女の受付は本当に天下一品なんです。
お店での企画もアイデア豊富ですし、何よりお客様に楽しんでもらう事を一番に考えてやっています。
やはりそういうのって伝わるんですよね。
彼女のお店には、いつもお客様があふれ、どのお客様も旧知の仲のような感じでお付き合いをしていたのを覚えています。
お店を閉めようと思う、と連絡をもらったのが3月頃だったでしょうか。
彼女もいろいろと悩んでいたんだと思います。
やめなければならない経営状態ではなく、いろいろとあるんでしょう。
でも、お客様と親密にかかわってきたお店だからこそ、彼女だけでなく通っていたお客様もさびしいはず。
今日行ったときも、何人もお店にやってきては挨拶をしていくんです。
もうクリーニングの受付はしていないんですけどね。
後二日で終わりでしょ?なんていいながら挨拶に来るお客様。
どこか良いクリーニング屋さんはない?と聞きに来るお客様。
これ食べて、と差し入れを持ってくるお客様。
どのお客様も、みんな別れを惜しむように、またつかの間の会話を楽しむように、笑顔で話をしていってましたね。
クリーニング屋さんはとかく技術に走りがちですが、受付でこれだけお客様に満足を与えられるってすばらしい事だと思います。
みんながありがとう、といっている姿を見ると、やはりどこかもったいないなあと思ってしまうんですよね。
これだけ必要とされていて、惜しいなと・・・。
最後の品物を引き取りに来たときに、メールや携帯の番号を交換してくださいというお客様がたくさんいるんだそうです。
これもひとつのクリーニングの形、なんでしょうね。
長い間お疲れ様でした。
友達として、これからは消費者代表として、いろいろと助言をお願いします。
仲間がやめていくのはさびしいですが、これもひとつの決断、次へのステップだと思います。
頑張ってね。
投稿者 boribori : 2008年06月27日 23:12