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2008年04月11日
また着られるようになっちゃった。
また着られるようになっちゃった。
この言葉をよく言ってもらえます。
他のお店でもそうなのか?私には正直分かりませんが、昔から当店ではお客様が良く口にするんです。
先日もご来店くださったお客様から、このお言葉を頂きました。
実はこの言葉の裏には、捨てるつもりだったのに・・・、と言う言葉が隠れています。
皆さん本当はもう捨てるつもりでいたんだけど、ダメ元で洗ってみようかな?とお持ちになられて、きれいになったんですね。
私たちの仕事はきれいにすることですが、次また着ることが出来るようになるって本当にうれしいんですね。
変な表現ですが、きれいになると言うことと着ることが出来ると言うのは意味合いがちょっと違います。
着ることが出来る、と言う言葉の中には、きれいになっていると言うことも当然含まれているんですが、きれいになる、汚れが落ちている、と言うことと着ることが出来ると言うのは必ずしもイコールではないんです。
ここが難しいところなんですね。
きれいにするために、汚れを落とすために、きつい洗い方をすると、汚れは落ちているんだけど、全体的によれよれになってしまったり、色がくすんでしまったりと言うような事がおきることがあります。
確かに汚れは落ちている、でも、まるで古着になってしまったようでもう着ることが出来ないわ、と言うお客様は非常に多いんです。
これはクリーニング業者さんの中には分からない人もいるかもしれません。
逆に、お客様の方が敏感だと思うんですね。
服を着ることってどういうことか?ちょっと考えると分かると思うんです。
どうして最近は洗いたくない人が増えたのか、その理由もおそらくここにつながると思います。
また、クリーニングではなく修正屋さんがはやるのも同じ理由からでしょうね。
最近は、二年周期で服を捨て、買い換える人が多いようです。
こんなに汚れているからもう駄目だねとかよく聞きます。
使い捨ての感覚なのかしら?
この辺をクリーニング屋さんが上手に解消してあげることが出来れば、もっと需要は伸びると思うんですけどね。
おそらく、今までもしっかりした仕事をしているところでは、当たり前のはず。
それをアピールする時期に来ているんでしょう。
まずは、知ってもらう努力が必要ですね。
投稿者 boribori : 2008年04月11日 23:39