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2008年03月08日

独特な感覚。

先日、関西の友達から電話ももらいました。
なんとか良い方法ないかな?と言った相談です。

よくある話なのですが、デラックスとレギュラーの違いを、受付の子に教えたい、という話。
この手の話はどこでも苦労しているようです。

ここの工場は、しっかりと管理されていますし、とても丁寧。
説明もきちんとできると思うんだけどな?と思っていると、こういうんです。


自分たちは実際に仕事をしているしましてやクリーニング師の資格を持っているので、説明するだけで想像出来るしすぐ分かる。
でも、そういった経験や資格の無い子に話してもぴんとこないのでなかなか伝わらない。

確かにそうかもしれないと思いました。

普段、何気なくしていることですが、毎日の仕事の中でクリーニング屋さんならではの感覚が出来上がっているのかもしれません。
同業者同士なら普通に出来る会話でも、一般の人が聞いたらちんぷんかんぷんなんて事がありそうです。

そう考えてみると、説明ってかなり難しいですね。
さてさて、どうしたものか?何とか伝えきったとしても、それをお客様に説明するときに、違う説明にならないとも限らない・・・。

以前コメントをいただいたときのことをふと思い出しまして、もしかして前の工場ではこの説明が面倒くさかったのかな、と思いました。

難しい問題だと判断しましたので、とりあえず考えておくことに。
代替案として、レギュラーとデラックスの違いを写真入で詳しく説明した冊子を作って、説明を求められたときにお渡しするとか、答えましたが、まだ他にいいアイデアがありそうな気もします
どこか上手に対応しているところって無いでしょうか。
うちは、デラックスとかレギュラーとかそういうもので料金を分けたことが無いので、こういった悩みとは無縁だったんです。
週末は、これ考えていると終わるかな・・・。
何か良い案が浮かぶと良いんですけどね。

投稿者 boribori : 2008年03月08日 23:15

コメント

こんばんは。この話題、さっそく食いついてしまいました(笑)。わたしもぜひ知りたいです。お客様に提示してるコース別の説明書きで、デラックスは「衣類に合った洗濯で、汗抜きもシミ抜きも行います」とあります。「衣類に合った」という時点で疑問が沸くのですが、どうやらレギュラーはあらかじめ何種類かの用意された液(の配合?)に合わせて衣類を洗っているけれど、デラックスは服に合わせて液を作って(?)洗っている、と聞きました。日にちも三日ほど頂いています。が。どうもおかしいんです。シミがとれていない。落ちないシミなら、その旨のタグがついてくるはずなのに、それすらない。で、工場に聞くと「シミを抜くならデラックスと一緒にシミ抜きの箇所を書いてタグを付けてくれ」と。じゃ、汗抜きは?と言うと「タグがついてなければ行なわない」。受付としては、デラックスにすれば素人のわたしたちでは分からない細かいシミや汚れなども工場でしっかりチェックして工程を行なってくれているのだと思っていました。また、レギュラーで、衣類のシミが落ちていないのについて何もお知らせのタグ(シミ抜きコースで落ちる可能性が少しでもあるのか、それとも可能性がないのか)が工場から付いてこないことが多々あることについて、お客様に説明やシミ抜きをおすすめしていいのか分からないから、工場でちゃんと付けて欲しいとお願いしたところ「忙しいから、そんなゆとりはない。時間があればつける。シミがあるならシミ抜きをすすめておけばいい」と言われました。シミに関しては絶対に落とせるとは言えないことは分かりますが、シミ抜き料金を頂いて工場で「これは無理だ」と明らかなものであっても、返金できないシステムのため、素人の受付としてはお客様の立場と同じで「なにも変わっていないのに、何故シミ抜きをすすめて、しかも料金は返してくれないの?」という気持ちになります。なら、デラックスにすれば大丈夫なのかと言えば、そうじゃない。ここまでくると、どちらかといえば、勤務先の工場の問題な気がしますが、一般的にレギュラーとデラックスの違いを知りたいです。

投稿者 浅美 : 2008年03月09日 02:23

浅美さん、まいどです。

一般的なデラックスとレギュラーの違いは答えようがありません。
一般と言うものが存在しないためです。

そもそも、デラックスと言うものは無かったものなんですね。
そこに、差別化としてデラックスをメニュー化したんですが、機械仕上げと手仕上げと言う違いで分けているところ、洗いから分けているところ、特別な加工をしているところ、様々です。

さて、やはり独特な感覚なのかなと思ったのは、液の配合と言うところを見てですね。
実は私のところに取材の問い合わせを頂いたときも、同じような話をされるんです。

ブレンドして洗っているんですか?って。

おそらく、麻美さんの工場の方が説明を面倒くさいと思って簡単に説明しているだけだと思うのですが、その都度ブレンドして洗うような事は出来ないと思うんです。
と言うのも、そもそもドライクリーニングの機械は、機械の中にタンクが備え付けられていて、そこにドライ溶剤が入っています。
一度洗った溶剤はタンクに戻り、ろ過しながら再度使うわけです。

もうお分かりだと思いますが、タンクに全部戻ってしまいますから、最終的に混ざってしまうことになります。

おそらくですね、衣類に合わせて洗う、と言うのは洗浄時間や乾燥の有無、そういうものを調整していると言うことではないのかなあと思うんですね。

まれに、助剤を注入することもありますから、絶対とは言い切れませんが、もしそうならそういった説明があっても良いと思うんです。

デラックスと言う響きから、普通に考えれば、痒いところに手の届く、隅々まで細かくやってくれている、そう思うのも仕方がないのかもしれません。
しかし、現状は、そういう意味でデラックスとレギュラーを分けている業者さんはあまり聞いたことがありません。

ドライクリーニングの機械の構造も、知ってもらったほうが良いのかもしれませんね。
想像しやすくなると、分かりやすくなると思います。

投稿者 boribori : 2008年03月09日 23:56

ありがとうございます。ショックで憤死してしまいそうなくらい納得してしまう、分かりやすい説明でした。あぁ、なんで気付かなかったんだろう…。
徐々に店舗もジャングルと化してきて、腕に筋肉がつく季節になってきました。もう、春ですね…。

投稿者 浅美 : 2008年03月10日 17:31

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