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2008年02月26日
人の話に耳を傾ける。
生きている中で、いろいろと気づくことってあると思うのですが、なかなか体感するのは難しいですよね。
それからの考え方が変わるほど、体感したことがあります。
それは、30歳ちょっと前の話。
結婚が決まりまして、友達に報告をしていたんですね。
私の友達はほとんどが年上で、6歳から20歳くらい上の方とお友達付き合いをさせていただいておりました。
友達で、いい先輩、と言うような関係ですね。
結婚の報告をしていると、みんないろいろとアドバイスをしてくれます。
こうしたほうが良いよ、ああしたほうが良いよ、経験から来るお話です。
その中で、新婚旅行だけは絶対に行ったほうが良いといわれていました。
後でもめると。
しかし、当時の私はにわかに信じられず、そう言うもんなんですか?とか、うちの嫁さんが自分から行かなくても良いといっているんで・・・、なんていっていたんです。
それでも、友達は皆言います。
それでも行ったほうが良いって。
どこか天狗になっていたのかもしれません、友達の話に耳を傾けることが出来ず、新婚旅行には行きませんでした。
それから一年。
それは突然やってくるんですね。
何の話をしていたかはっきりとは覚えていたんですが、急に嫁さんがこういったんです。
「私新婚旅行に連れて行ってもらってないし。」
この言葉を聴いたとき、頭をよぎったのが友達の忠告、アドバイス。
そして、どうしてあの時真剣に聞かなかったんだろうと言う後悔でした。
みんなこれを経験していたからアドバイスしてくれていたんだなとそのとき初めて気がついたんですね。
でも、もう後の祭り。
取り返しがつかないし、とりあえずその場を取り繕うために、「自分で行かなくて良いっていったんじゃん」と切り替えしましたが、敵も然るもの。
「そうだけど連れて行ったもらってないもん。」と文句を言うわけです。
このときですね、人の話は聞かないといけないなあと思ったのは。
大体良く考えてみると、アドバイスや忠告って、良かれと思って言っていただいていることが多いんです。
自分はこういうことで苦労したから、同じ苦労はしないようにとか、失敗を繰り返さないようにとか。
だから、よくきいていると、その言葉には重みがあります。
体感している言葉ですからね。
しかし、聞く側の私に、理解できるだけの経験が無かった。
また、人の話とどこか高をくくっていたのかもしれません。
よく年配の方が、勉強しておきなさいとか、資格を取っておきなさいとか言いますよね。
あれってたぶん本人がそれで相当苦労しているから言っているんだと思うんです。
そして、若いときに、と言う言葉をつけると言うことは、後になると時間がとれず勉強や資格が取れづらくなる、と言う意味だと思うんですね。
みんな同じような事を言うのは、みんな同じ事で苦労しているから、私はそう思います。
これからですね、アドバイスや忠告はしっかりと聞くようにしようと真剣に思ったのは。
全部聞き入れると言うことではなく、いっている意味を真剣に聞いてみようとするようになりました。
こういう経験ってあまり無いと思うんですね。
人によっては、体感しないまま行く人もいると思いますし、体感して気づいたとしてもかなり年が行っていたとか。
そう思うと、30歳位でこのことに気づけたのは私にとって物凄く大きな事でした。
また、同時に、自分が体験したことは人に伝えようとも思いました。
同じ過ちをしてほしくないし、少しでも良くなってくれればうれしいですし。
だから、私言います。
新婚旅行には絶対行きなさいって。
自分の失敗談を交えながらですけど。(笑)
投稿者 boribori : 2008年02月26日 23:26