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2008年01月30日
若者不足。
夕方、出入りの資材商がやってきました。
日曜日の展示会にもいまして、その後の状況を詳しく聞きたかったので飛んで火にいる何とやら、です。
展示会明けで、なにやら忙しそうだったのですが、展示会の様子を聞いてみました。
すると、今回は割とよかったと言うんですね。
回収乾燥機も売れたと言いますし、赤字にならなくてよかったと言っていましたね。
しかし、やはり回収乾燥機を買うようなところは大きくないとまだ割に合わず、微妙なんだそうです。
売っていいものかどうかまだ迷うと言っていましたね。
そこで、一番気になっていた、若い人の状況を聞いてみたんです。
すると、土曜日にたくさん着たとか。
日曜日は家族サービスもあるから空けておきたいのと、仕事が暇なので着た、と言うのがあったようです。
何はともあれ、若い人が着ていると聞いてホット一安心です。
それを聞いていた職人さんが、ポツリと言います。
むかしは、どこのクリーニング屋さんにも若い人がたくさんいてね。
一軒につき、4~5人はいたもんだ、と言うんです。
もう何十年も前の話。
丁稚奉公という言葉がある時代の話で、クリーニング屋さんにもたくさんの若者がいたことがありました。
なぜそんなにたくさんの若者がいたのかと言うと、給料が安かったんですね。
信じられないくらい安い。
月に3万もらえればいい、なんていう所もあったようです。
実際、私がクリーニング学校に通っているときに、地方から修行に来ていた友達の給料は、6万円弱でした。
寮のお金やクリーニング学校代などを差っ引かれているので、額面的にはもっと出ているようですが手取りは6万円。
大型連休などが入ると死活問題でしたね。
職人さんの話に、ふと、当店にも昔若い人が丁稚奉公していたのを思い出したんです。
うちの場合、人手が欲しい、と言うのとはちょっと違いまして、社長の同郷の人から、仕事を教えてあげてくれないか、そんな理由から来ていたと記憶しています。
仕事を覚えて、いずれは自分のお店を持ちたい、そんな夢を持った人が来ていましたね。
当時のクリーニングは、機械がほとんどなく、ほとんどが手作業でした。
大きな前掛けをして、水をバシャバシャ浴びながら染み抜きをしていた記憶があります。
あの人たち、今頃どうしているのかなあ?
後継者不足の今。
当時はこんな風になるなんて誰も想像できなかったでしょうね。
今やむかしのお話、です。
投稿者 boribori : 2008年01月30日 23:53