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2008年01月05日

築地市場へ潜入。

今日は昨年12月より計画されていた、築地市場へ行ってまいりました。
そもそも、なぜ築地?ということなのですが、古くからのお客様の中に、築地市場のツアーガイドをボランティアでやってらっしゃるお客様がいらっしゃったんです。
で、案内してくださるとお約束をしていたんですが、なかなか平日はいくことが出来ず、お正月休み中に何とか市場がやっていたので今日行くことになったんですね。

中河原から築地まで約一時間。
それほど朝早くは出ませんが、一応早起きしました。
すると、テレビではこれから行く築地で初セリが行われていました。
これからここに行くんだあ、と内心どきどきしながら、お客様と待ち合わせます。

中河原から築地までは簡単で、新宿まで出て、大江戸線に乗り換えれば築地市場の目の前まで連れて行ってくれます。
非常に簡単。

今回は私と母、子供たち3人と大所帯です。
電車に乗っているときにいくつか注意がありました。
その中でも特に気をつけることとして以下のようなことをおっしゃっていました。

場内は、人優先ではなく、車優先なので気をつけること。

実際、中を歩いていると、本当にその通りで、気をつけないと危ない。
こちらが気づいていなくても平気で前を横切っていきますから、慣れていないとちょっと危険かもしれません。

築地に着きまして、まずは波除神社におまいり。
築地は埋立地なのですが、当時埋め立ての工事が時化で波が高く、非常に難航したことからこの神社を建てたんだそうで、その後工事が着々と進んで行ったらしいんです。
この神社の横に、たくさんの塚があります。

えび塚、鮟鱇塚、活魚塚、すし塚など、たくさんの塚があります。
これも非常に面白いものでした。

その後、一度場内をぐるりと見渡すと面白い、ということで、築地の駐車場の屋上へ。
ここからは築地の場内が一望できます。
築地の場内は、独特な作りをしていまして、それは魚の入荷の流れや、昔鉄道が走っていた名残から来るもののようです。
現在、移転の話が持ち上がっていますが、それは現在の状況と市場がマッチしていないためのようです。
車社会へと移っていってしまったからなんでしょう。

場内と一望したところで、大卸の場所へ向かいます。
ここはテレビなどにも良く映っているセリの会場がありまして、今朝テレビで見ていたマグロのセリ場を見させていただきました。
想像していたよりも狭く、そこもちょっとびっくり。
日本の食卓を支えているところですから、もっとだだっ広い場所でマグロを競っているのかと思っていましたが、大げさすぎたのかもしれません。

次に、活魚のほうへ。
こちらも一度は見たことがあるセリ場。
こちらはマグロとはまた違ったセリの方法らしく、その違いを聞いてまたびっくり。
最後はじゃんけんらしいですね。

そして、中卸へ。

こちらで魚を購入することが出来ます。
私たちも、お目当てのものがあったのですが、ここで誤算が生じました。
なんと、初セリの日だったので、予想以上に早くはけてしまい、すでに魚が残っていませんでした。
さすが初セリ、と思いつつ、みんな待ちに待っていたからしょうがないかなあとあきらめていると、いくつか残っているとの言葉。

なんと、時鮭をゲットしてきました。!

テレビで見たことしかない時鮭。
テレビではめったに手に入らないといっていた時鮭。
食べるのが楽しみです。

中卸を見ていて思ったんですが、築地のすごいところは魚がそろっているところ。
どんなものでもありますし、何より、形がそろっている。
妙に小さいのとかはありませんし、みんな大きく、すばらしいものが多いんですね。

地方の人が、良い物はみんな東京へ行くから地方では買えないんだよ、といっていた意味がなんとなく分かります。

次に行ったのが青果市場。
メロンのセリが一番遅いとの事なのでよってみたのですが、すでに終わったあとでした。
残念。

ここで子供たちが騒ぎ始めます。
どうやらお腹が空いて集中できなくなったらしい・・・。

ということで、場内の食堂で食事をすることにしました。

ところが、先ほど駐車場の屋上から見たときにも驚いたのですが、食堂周辺はものすごい長蛇の列なんです。
皆さん、すし屋さんや食堂が目当てで、ものすごい人だかり。
とてもこんなところで並ばせて食べさせるなんて事は出来そうにありません。
あきらめるしかないかなあと思っていた矢先、さすが築地ツアーガイドさん、穴場のお店へ連れて行ってくれたのでした。
すし屋さんに長蛇の列が出来ているのを横目に、裏技のお店へ潜入。
こちらはがらんと空いていまして、楽チンです。
このお店がなぜ裏技なのかといいますと、なんとすしを持ってきてくれるんです。
経営者が同じとかで、そういうことが出来るんですね。

さっそく、おすしを注文。
ところが、大本のすし屋さんが大変すぎてとてもじゃないけど、握りが作れないという状態。
巻物なら何とか・・・、というので、今回は巻物を注文しました。
私は、エビフライとホタテフライの定食。
これがですね、とっても美味しかったんですよ。
やっぱり、場内にあるので新鮮なんでしょうね。
ぷりっぷりのエビフライにこれまた柔らかいホタテ。
こんなに美味しいフライを食べたのは久しぶりでした。
巻物も当然のことながらめっちゃ美味しかったですね。
いつかリベンジして、握りを食したいと思います。

お腹が満たされれば子供たちはげんきんなもので、ご機嫌でついてきます。
場内は一通り見たので、次は場外へ。
場内を見た後ですと、場外は市場というよりはやはり小売なんですね。
ですが、小売には小売のいいところがある。
美味しく加工されていたり、細かく販売してくれたり、やはりこちらもものすごい人手です。
美味しいお店を紹介してもらいまして、お買い物終了。
私は玉子焼きを3本買ってまいりました。

テレビでしか見たことがない築地の中を、ガイドさん付で回れる何手めったに出来ることではありません。
とても楽しく、また勉強になりました。
築地の場内で働いている人たちの目がすごい真剣だったのが印象的です。
あの目が好きだなあ。

3時間ほどの出来事でしたが、とても有意義でしたね。
他業種は本当に勉強になります。

投稿者 boribori : 2008年01月05日 22:22

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