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2007年11月09日
友達の。
よくあることなのですが、友達のクリーニングを持ってきた、とおっしゃるお客様がいるんですね。
こういう事なんです。
自分の服がとても綺麗になったので、友達に教えてあげたら、他で落ちなかったもののクリーニングを頼まれた。
クリーニングの話って意外と皆さんしているようで、年に数回このような事が起こります。
綺麗に落ちたと喜んでくれるのはとてもうれしいことですし、何よりそれを評価してくださったのはとても光栄です。
困っているお友達に紹介したくなる気持ちもよく分かりますし。
でも、残念ながら、お友達の衣類だと持ってきた品物はいったん持ち帰ってもらっているんです。
一度、ご本人様に来ていただくようにお願いしています。
その理由はといいますと、人伝えだと説明がきちんと伝わらないから。
このようなケースでお持ちになるもんもはほとんどが難しいものです。
汚れきっていたり、生地がとてもデリケートだったり。
変化が起こりそうなものはその都度きちんと説明をする必要があるんですが、この説明が人伝えだときちんと伝わらないことが多いんですね。
ご満足いただけない事もあるでしょうし、私たちが信用されないのはいいんですが、こういうケースの場合は最悪友達関係がこじれることもあります。
ですから、なるべくご本人様に来ていただきたいんです。
先日も、お友達の衣類をお持ちになったお客様がいらっしゃいました。
色の濃いシルク素材で、しみや汚れがかなりすごかったので、やはり一度お店に来ていただくようにお願いしました。
せっかくご紹介していただいてとてもありがたいのですが、万が一が起こったときに、友達関係までこじれてしまっては申し訳ありません。
紹介するって言うことは、仲がよくないとしないものですしね。
しかし、例外もあります。
特殊なものでなく、普通に扱えるものなら、場合によってはそのままお預かりすることも。
本当にまれですが、お預かりすることもあります。
でも、やはり一度きてもらったほうがいいですけどね。
クリーニングって食べ物に比べても、よさって人それぞれだと思います。
そもそもいろいろなお店を渡り歩くなんて人は少ないですし、クリーニングの仕上がり具合もまちまち。
人によって、認識がかなり違います。
以前、借り物を返すときに注意として書きましたが、本当にトラブルがおきやすいんです。
親切のつもりがトラブルに、なんて洒落にもなりません。
いいクリーニング屋さんを知っていて、紹介するときはなるべく一度お店に足を運んでもらうようにしましょう。
投稿者 boribori : 2007年11月09日 23:45