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2007年09月18日

試し洗い。

試されているな?と思うことがしばしばあります。

新しく中河原周辺に越してきてクリーニング屋さんを探しているとか、気に入ったクリーニング屋さんを探しているとかあるんでしょうね。
品物を預かりするときに、これは試しだなと思うんです。

ためしにご利用されていると思っても、仕事はいつでも同じ。
手を抜くわけでもありませんし、ひときわ手をかけるわけでもありません。
いつもどおり、仕事をして、その後ご要望があればお聞きすると言うスタンスにしています。

お試しで洗うときって大体Yシャツが多いようです。
Yシャツの仕上げを見ればそのクリーニング屋さんの仕事っぷりが分かるのかしら。

昔は確かにそういわれていた時期がありました。
しかし、今はどうかと言うと必ずしもYシャツの品質=クリーニング屋さんの技術とは言えないんです。

その理由ですが、Yシャツを自分のところでやっていないところがあるんですね。
これは受け渡しの取次店だけではなく、きちんと自社の工場を持っているところでも下請けに出しているところがあります。
ですから、Yシャツの品質とそのお店のクリーニングの品質が合わないことがあるわけです。

どうして、自社で工場を持っているのに下請けに出してしまうのか?
理由はYシャツの大変さにあります。
Yシャツは毎日着るものですから値段が低く設定されていますが、実はかなりの重労働です。
かかる時間だけでいうと、下手すると一日の半分近くYシャツにとられる事も。
また、洗って仕上げるまでに相当な蒸気を使いますので、原価が非常に高い。
機械を導入して仕上げているところなどでは、一枚仕上げるのに5人は必要と言うところもありますので、人件費なども含めるととても大変なものなんです。

そして、工場の中が暑くなります。
これが辛い。

このYシャツの部分を下請けさんに出すと、他の品物にかける時間も増えますし、コストも抑える事が出来ます。
工場も涼しくなりますしね。

そういう意味でも、下請けさんに出すところは結構あるんです。

じゃあ、どこでクリーニング屋さんの技術を見ればいいか?となるんですが、
これは難しいですね。
少しずつご利用していただいて、見極めていただくしかないと思います。
スーツの上手なところ、でもデリケートなものは苦手なところ、そんなお店もありますしね。

自分が良くご利用する品物をとりあえず一つだけ持っていって、様子を見てみると良いでしょう。
通っているうちに、お店に並んだ品物から、これも任せられるかな?と言うのが分かってくると思います。

いいクリーニング屋さんが早く見つかると良いですね。

投稿者 boribori : 2007年09月18日 23:29

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