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2007年09月04日
水に馴染みやすいものと馴染まないもの。
私は、品物をお届けするときに、雨に非常に気を使います。
通常着る物、Yシャツやスーツなどは、仕舞うのではなく、ほとんどまもなく着ていただけるので、それほど気にはしないのですが、これから仕舞うものに関しては敏感になるんです。
お届けするときに雨が降るようなら、別の日にずらしますし、宅配便などの発送の場合、雨の予報があると確実に別の日にしていただいております。
湿気がとても嫌なんですよ。
生地には、湿気に対して二種類あるんです。
湿気を吸うものと吸わないもの、
昔は、親水性(水になじみやすいもの)は自然のもので、疎水性(水になじまないもの)は科学的なものと簡単に分けてみる事が出来ました。
綿や麻などは親水性ですので、水を吸いやすい。
湿気が強いと衣類も湿気てしまいます。
逆にポリエステルなどは、水をはじく性質を持っているので、それほど気にならなかったんです
ところが、最近は科学的なものでも難しい商品が出回っているんです。
化学繊維でも汗などを吸わせるために、繊維の形状を意図的に加工しているものがあるんです。
水を吸収するわけではないのですが、水を抱え込むポケットのようなものを持っているんですね。
つまり、化学繊維でも水分をだきこむことが出来るものが出始めています。
技術の進歩なんですね。
しかし、仕舞うのに湿気は大敵。
ないに越した事はありません。
疎水性と親水性の話し、汚れのつき方にも影響しています。
親水性の繊維は汗を吸いやすいので、着易い反面、取れづらい傾向があります。
疎水性の繊維は、一見、汗が黄変してしまってひどいように見えますが、中にしみこんでないので簡単に洗い流せたりするんです。
繊維の特徴です。
繊維の特徴を知る事で、自分のライフスタイルに最適な衣類を選ぶことも可能になります。
投稿者 boribori : 2007年09月04日 23:30