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2007年09月01日
洗いとアイロンがけ
よく言われる事で、正直ショックな言葉があるんです。
『四角いから簡単だから安いでしょ?』
よくよく話を聞くと、こういう事らしいんですね。
ネクタイとか、浴衣とかこの時期多い半被に多いんですが、普通の服と違い四角く作られているのでアイロン掛けは簡単に出来るじゃないかと。
だから、簡単でしょ?という事らしいんです。
他にも、カーテンなどもよく言われたりしますね。
この言葉を聴くと、やっぱり消費者の方からするとアイロン掛けが一番大変なんだなあと思う反面、アイロン掛けしか評価されてないのかな?なんて思ったりもします。
クリーニング料金はさまざまな要因で決めています。
確かにアイロン掛けの難しさも料金に反映されますよね。
最たるものはプリーツのスカートでしょう。
一つ一つひだを取ってアイロンをかけなければいけませんので、一枚かけるのに数十分かける事も。
これは手間賃ともいえます。
しかし、それだけではないんですね。
プリーツのスカートの場合、洗い方も気を使うんです。
というのも、プリーツの加工の仕方によっては洗っただけでプリーツが消失する事も。
洗う段階から、プリーツが消えないように気を使い洗っています。
プリーツ加工のスカートが高い理由です。
このように、アイロン掛けだけでなく、洗いがとても繊細でどうしてもコストがかかってしまうケースは良くあります。
先の浴衣や半被などもそうですね。
洗うと色が出てきてしまうものがあります。
他のものと一緒に洗うことが出来ません。
すると、何十枚も入る洗濯機に数枚入れて洗うという状況になり、コストがかかってしまいます。
どうしても洗うということにかんして、なかなか一般の方には伝わらない事が多いんですよね。
やっぱり、洗濯機にぼんっ!と入れてガチャガチャ洗っているイメージなんでしょうかね。
確かになんでもぼんっ!というそういうクリーニング屋さんもあるのも事実なんですが・・・。
きちんとしようとすればするほど、洗いの段階からいろいろと手間をかけているものなんですね。
もっともっと一般の方にクリーニングが伝わるようにならないといけませんね。
こちらからの情報発信がもっと必要かなあと感じます。
投稿者 boribori : 2007年09月01日 23:50