« 時期をずらした方がいいんでしょうか? | メイン | 毛布を優先させてください。 »
2007年05月24日
もっと広く。
この時期、どこのクリーニング屋さんでも思う事でしょう。
もっとお店が広かったらな。
もう一台機械があったらな。
もう一人、パートさんがいたらな。
クリーニングは閑散期と繁忙期の差がとても激しいのが特徴です。
衣替えのこの時期、猫の手を借りたいほど忙しく、品物を置くスペースが広く欲しいと誰もが思います。
都内のクリーニング屋さんは特にもうちょっと広ければなと思うのではないでしょうか。
都内のクリーニング屋さんはかなりの数が小さくやっていまして、お店が狭い。
クリーニングでは、法律で洗う前の品物と洗った後の品物を一緒にしてはいけないんです。
重ねて置くなんて事は出来ません。
ですからこの時期は、あるときはアイロン台、あるときは検品台、ある時は包装台、とめまぐるしく変わっていくんです。
うちでもそうですね。
受付の横にアイロン台が置いてありますが、アイロンをかけていないときは検品したり、品物を置いたりしています。
そして、アイロンをかけるときは、それらを別の所へ移動させ、アイロンをかけるわけです。
終わったら、今度は包装。
こんな調子ですから、今年のように、集中して品物が集まってしまうと大変になってしまいます。
例年ですと、それでも分散されていましたから、何とかしのいできたのですが、今年はちょっときついですね。
やっと検品が終わって次はアイロンだ!と振り返ると、山のように新しくお預かりした品物が。
そのままにしておく事は出来ませんので、アイロンを後回しにして、検品続行。
またある時は、アイロンがけが終わり、次は包装するぞ!と意気込んでいると、振り返ると先ほど仕上げたものと同じ量の品物が、さ~仕上げてくれ!と待っています。
中にはお急ぎの品物もあるので、次に回す事も出来ず、包装を後回しにして仕上げる事に・・・。
こういうときね、もうちょっと広かったらやりやすいのになとか、溜めておけるのにな、なんて思うんです。
でも、それができないのがクリーニング屋さんの難しい所。
なぜなら、この忙しさが一年ずっと続くわけではないからなんですね。
この忙しさは本当に一時的なものです。
これが終わると、今の量の半分以下に減ってしまいます。
つまり、機械や人、スペースなどを忙しい時にあわせてしまうと、過剰になってしまうのです。
実際、設備してある機械が半分以上稼動していないクリーニング屋さんなんかもあります。
しかし、繁忙期には一時的には稼動するんです。
でも一年を通してほとんど使用されない・・・。
もったいないですよね。
ですから、忙しくなると願望は膨れ上がりますが、その都度、我慢我慢と心に言い聞かせているんですね。
これはおそらくクリーニング屋さん共通の悩み・・・。
みんな、あと少し頑張ろうねー。
投稿者 boribori : 2007年05月24日 23:45