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2007年05月11日
晩御飯の時間は?
昔の話です。
私が子供の頃は本当にクリーニング屋さんは忙しかったんです。
真夜中までやっているなんてざらだったし、朝5時から仕事をしていた時もありました。
今から25年以上前の話です。
機械化も進んでいなくて、今よりもみんながクリーニングを利用していた頃の話ですね。
どれだけ忙しかったかと言いますと、晩御飯を食べるのが大体いつも10時過ぎ。
その時間じゃないと用意できないんです。
まだ、小学生の低学年くらいの頃ですよ。
そんな時間まで起きてるなんて!というレベルではなく、ご飯すら食べていなかったんです。
ですから、当時学校などで、8時には寝ましょう、なんて言っていたのを、私は嘘だと思っていました。
そんなに早くご飯食べられないし、寝るなんてありえるはずがないと。
しかも、父は毎晩配達で帰ってくるのが10時過ぎ。
晩御飯は家族全員で食べるなんて、それも嘘だと思ってましたもの。
とにかく忙しい。
これは鮮明に覚えているんですが、7時に御飯にするよ、と母が言ったんです。
それから台所に立ち、野菜を切り始めたら、お客さんが来店。
当然、接客しますよね。
私たちも慣れたもので、全然気になりません。
30分くらいは普通に接客してましたから、9時ごろには食べられるんじゃないかな?なんて思っていたんです。
しばらくすると、接客が終わり、また台所で料理をし始めます。
すると、またお客さんが。
今度は長い・・・。
1時間経っても帰ってきません。
時計の針が9時を回り、さすがにお腹が減ってきたなあと思っても、何もいえない。
ひたすら我慢です。
妹も、途中で寝ちゃったりね。
テレビも当時の番組は9時過ぎれば大人向けの番組が多かったですから、子供が見てもなんにも面白くない。
その日は、結局閉店時間の10時を過ぎてもお客様がいらっしゃって、結局晩御飯の準備が出来たのが12時を回った頃でした。
さすがに、その時間に出されても、食べる気にはなれず、ちょろっと食べてすぐ寝たのを覚えています。
そういう事が多かったので、御飯を炊いたり、簡単なものを作るくらいはすぐ出来るようになりました。
死活問題ですからね。
待っていたら、お腹が空いてしまう。(笑)
その後、お弁当屋さんができて、あまり遅くなるようならお弁当を買うことが出来るようになりました。
本当にその当時は忙しかった。
でもそれはうちだけではなく、どこのクリーニング屋さんも忙しかったようです。
ですから今になって、同業の友達に昔の話を聞くと、割りと裕福だった話を聞くことが出来ます。
まだ海外旅行に行くなんて珍しい時代に行ってたとか。
今はさすがにご飯が食べれないほど忙しいと言うのはほとんどありませんが、まだたまにあるんです。
今年は、どうでしょ?
そんな時があるかな?
投稿者 boribori : 2007年05月11日 23:22