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2007年04月08日
技術があっても。
何となく寝れずについつい考え事をしていました。
最近、よく考えるんですよね。
少しずつ見えてきた事もありますし、改めて思った事もあります。
まだ寝付けそうも無いのでちょっとだけ。(笑)
色々な職業、仕事がありますが、大抵どの仕事でも技術は存在します。
技術と言うと大げさですが、コツと言いますか長い時間かけて熟練させて出来たものとでもいいましょうか。
どんなものでもあるわけです。
たとえそれが機械を使うような仕事でも、ちょっとした所に技術は存在しています。
私たちクリーニングの仕事でも同じ。
ハンドアイロンをかけるのも技術ですし、染み抜きももちろん技術。
プレス機を使ったプレスも、一見簡単そうですがやっぱり技術なんですよね。
その証拠に、同じ機械を使っているはずなのに、仕上がりに差が出てしまいます。
さて、禅問答のような話になりますが、技術を持っているのと良い仕事をするのは同じではないんですね。
いい技術を持った職人さんを、私は沢山知っています。
また、本当に良く勉強している、凄いクリーニング屋さんも数多く知っています。
でも、それとちゃんとした仕事をしているのかは別なんです。
良い仕事をするためには、あるレベル以上の技術は絶対必要です。
しかし、一定のレベルを超していても、仕事で出し切らなければいい仕事にはならない。
物凄いしみぬきの技術を持っていたとしても、落とそうとしなければ落ちないんです。
どんな仕事でもそうだと思いますが、手を抜こうと思ったらいくらでも手を抜けると思うんです。
また、手をかけようと思ったら、限りはありません。
つまり、仕事をやる人の意識が重要なんですね。
最近、仕事をしながら考えていまして、決まったパターンの作業をするのがクリーニングなのか?と考えていました。
たとえば、シャツはこのように洗い、このように仕上げる。
製品を作るのならこれでいいんでしょう。
しかし、クリーニングは、扱うものにばらつきがあります。
製造業に比べてイレギュラーが多いんです。
となると、これがシャツのクリーニングだ、と言うものは存在しないのではないか?と思うんですよね。
一定のクリーニングの枠にはまるものはそのままの作業でいいと思いますが、枠からはみ出したものはそれにあった次の作業をする必要があると思うんです。
つまり、その衣類に必要な事を次に出来るかどうか?ここが重要なんではないかなあと。
綺麗にするために、次はどうするか?そう考えていく事をしていく事が、とても重要なんだと感じています。
気持ちが先とはいいませんが、人の行動の源とは心です。
その心が、きちんとしていないと、お客様に渡せるような仕事は出来ませんよね。
夜考え事をすると、いろいろな事を考えるものです。
夜も更けてきましたし、今日はこれにて。
投稿者 boribori : 2007年04月08日 01:18