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2007年03月20日
自家ドライって何だ?
予告どおり、今日は自家ドライの話。
これまたよく目にする自家ドライと言う看板ですが、その名の通り、自分の所にあるドライ機で洗っている事を指しています。
受け渡しだけの取次店とは違うのか?というとちょっと違うんです。
これも昔の話なのですが、ドライクリーニングが始まりだした頃、まだ機械を導入しているクリーニング屋さんはほとんどいなかったんです。
でも、だからと言って機械が無い所はドライクリーニングをしていなかったかと言いますと、そうではないんです。
そう、ドライクリーニングの下請けに出していたんです。
つまり、自分のお店では水洗いや仕上げなどのクリーニングをしています。
ただ、ドライクリーニングの機械が無い為、出来ない。
ドライクリーニングをしてくれる所に、洗ってもらって、自分の所で仕上げていた、と言うわけなんですね。
このときの名残で、自分の店にドライ機を持っている所が、自家ドライのお店、と言う風に名乗ったわけです。
その後、ドライ機が普及しだしましたが、ドライクリーニングの外注は存在しました。
組合のような所でやっている所もありましたし、立地上どうしてもドライクリーニングの機械を導入できない所などがあるので、外注は残ったんですね。
ドライクリーニングを自社で洗った方がいいか?というと、やはりイエスといわざろう得ません。
外注でもしっかりとやってくれる所があるとは思いますが、ドライクリーニングは結構難しいんですよ。
ちょっとした洗い直しが出来たり、一点だけ特別に洗ったり出来るのは自社で持っているからですよね。
まとめて洗うメリットはコストが抑えられると言う事でしょう。
環境のことを考えても、まとめて洗うほうがロスが少ない。
でも、大雑把になりがち。
協同組合形式でやっていると、どうしても行き詰まってしまうんですね。
なかなか難しいようです。
どういう意味なの?クリーニングの用語、いかがでしたでしょうか?
いざ言葉にしてみるととても難しく、苦労しました。
クリーニング屋さん独特の時代の流れもあるんだと思います。
東京もさくらの開花が宣言されたようです。
もう春ですね。
投稿者 boribori : 2007年03月20日 18:48