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2007年03月14日

ハケンの品格を見て。

最近、ドラマにはまっていました。
日テレ放送のハケンの品格。
今日が最終回だったんですね。

資格をいくつも持っているスーパー派遣の話。
ピンチになると、みながびっくりするようなスキルで次々と解決していきます。

ちょっとね、クリーニング師の資格も出てこないかな?なんて思いもしましたが、やはりマニアックなようで出てきませんでした。
マグロの解体ショーはやっていたんですけどね。

このドラマ、色々と取材を重ねていたんでしょう、笑える部分も多数ある中に、実際にあるような話がちりばめられていました。

仕事柄、色々な会社へ出入りさせて頂く機会があるのですが、確かにドラマであったような場面に出くわした事が何回かあります。

派遣を人間と思っているんですか?

この言葉、結構重いですよ。

クリーニング屋さんでも、派遣は存在するんです。
職人として派遣されるのですが、最近はめっきりと職人さんも減って来ました。
主な理由は、時給の高さでしょう。
機械が良くなってきて、パートさんやアルバイトさんでも出来る仕事が増えてきた時に、天秤にかけられたわけです。

結果、クリーニングのセールが日常的に行われるに伴い、職人さんの仕事は減って行きました。

それでも、昔は本当にいい時代があったようです。
仕事がたくさん合って、職人が引く手あまたな時代です。
売り手市場で、遠く静岡の方から新幹線代と宿代と給料出してもいいから着てくれ、なんていう時代もあったんですね。

そんなときは、結構職人さんも横柄な人が多くて、遅刻、無断欠勤当たり前でした。
日払いでしたから、お金にはとりあえず困りませんでしたしね。

クリーニング屋さんって、今は企業としてやっている所が多くなりましたが、昔はやっぱり職人の延長だったんです。
だから、社長も豪快だし、言うことも結構きつかったりしました。

丁稚奉公に怒鳴りつけるなんて朝飯前、人の扱いなんかしていないこともあります。
それは職人さんに対しても同じ。
気が短いなんて言えばまだ聞こえはいいですが周りはびっくりしてしまいます。

もう何年も前の話ですが、同業の人たちと飲む機会がありまして、そこで私が、職人さんがね、と話し始めた時に、職人にさんをつけるなんて馬鹿じゃないのか?と言われたことがありました。

こっちは何を言っているのか意味が分からず目がぱちくり。

ずいぶん威張る人だなあと思ったものです。

まあね、いつの時代もそういった人はいますから。
立場上、そうせざろう得ないときもありますし、身分に振り回されてしまう人もいます。

ハケンの品格を見ながらついいろいろな事を考えてしまいました。
実は、この話の延長に悲しい話もあるのですが・・・・・、それはまたいずれ。

難しいもんですね。

投稿者 boribori : 2007年03月14日 23:19

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