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2007年03月01日
業界紙にアパレルメーカーが広告。
今日、業界紙が届きました。
クリーニング業界にも業界紙というものが存在します。
内容は各紙様々で、各々得意分野があるようです。
その中で、アパレルメーカーの広告を発見しました。
内容は、発売中の衣類の表示に間違いがあるため、それの告知およびお詫びです。
ドライクリーニング出来ると表示されているのですが、実際ドライクリーニングをしてしまうと生地がおかしくなってしまうようなんですね。
で、正確な情報を載せてくれたわけです。
水洗いをしてください、と言う情報だけでなく、もしクリーニング店でドライクリーニングをして事故が起きた場合でも、メーカーが速やかに対応すると言うもの。
以前なら考えられないような内容の広告です。
ここ数年、アパレルメーカーさんも対応が変わって来ました。
事故情報をクリーニングの業界紙に出すようになりましたし、その後の対応もきちんとしているケースが多いです。
いつからこのような対応になったのかなあと思い返すと、数年前にユニクロがエアテックのジャンパーで事故を起こした時あたりからなんですよね。
エアテックのジャンパー、とてもよい商品だったのですが、問題も多々あった商品でした。
ご家庭で水洗いをすると、水が切れないため、脱水時に洗濯機が暴れだし、壊れると言った事故が起きましたね。
また、クリーニング屋さんで洗おうとすると、白いジャケットに特殊な染料が使われているために、クリーニング時の薬剤と反応してしまい、ピンクになると言う事故が発生。
某業界紙の力を借りて、急遽告知ポスターを全国へ配布すると言う事態にまでなりました。
その当時のユニクロの対応が今回の対応ととても似ている気がするんですよね。
本当に、以前なら考えられないような話。
昔は、事故が起きても突っぱねられた事なんてしょっちゅうありましたし、事故情報なんてなかなか教えてもらえませんでした。
ですからクリーニング屋さんで独自にデータを集め、この商品が危ない!なんて話が出回った事もあります。
これからは消費者に向いた時代がやってくるんでしょう。
今までは、知らぬ存ぜぬで通ってきましたが、これからはきちんと伝える事になるでしょうね。
それは私たちも同じで、ただ漠然とお預かりしてお返しするだけではなく、その都度適切な説明は必要になってくるんではないかと思っています。
もちろん、必要の無いものもたくさんあるでしょう。
普段着ているシャツなどはいちいち報告されても困るかもしれません。
そこは、上手に使い分けて。
でも、やっている所は昔からやっているんですよね。
そういうお店は今も元気に仕事をやっていると思います。
投稿者 boribori : 2007年03月01日 21:18