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2007年02月22日
新品のシャツを
ユニクロのシャツを買ったお客様がいらっしゃいました。
ユニクロのシャツって、結構いい出来なんです。
縫製が割りとしっかりしているので、結構丈夫です。
そのお客様、新品のシャツを着て、すぐに当店へクリーニングに出されました。
その後、早速返って来たシャツを着た時にこう言ったそうです。
新品の状態は着辛い。
やっぱりちゃんとアイロンがかかってないと。
このお客様、毎日着ているシャツをきちんとクリーニングしてあるものを着ていらっしゃるので、新品のシャツが着辛く感じたんでしょう。
新品のシャツはきちんとアイロンはかかっていません。
着辛いのはある意味当たり前なのです。
やはり、糊がきちんとついてきちんとアイロンがかかっていると、シャツが体にまとわりつかず着やすい。
しかも、クリーニング屋さんで仕上げているシャツは、人型の機械に着せて仕上げているので立体的に仕上がっているんです。
だから余計着やすい筈なんですね。
これはユニクロだから、と言うわけではありません。
ごく普通の出来事です。
アイロンがかかった方が着やすいのは分かっていても、ご家庭で洗っている場合、毎日アイロンをかけるというのはとても大変です。
アイロン台が違いますし、かけ方も違います。
一般の人がよくやるのが、擦る様にアイロンをかけてしまうこと。
そんなにすばやく動かしてもしわは伸びません。
どちらかと言うと、ゆっくりの方が伸びやすくなります。
また、どうしてもかけやすい、面積の広いところからかけてしまう傾向がありますが、これもNG。
アイロンがけにはある種の法則のようなものがあるんです。
その法則とは、しわになっても問題ないところからかけていく、と言うこと。
逆にいうと、一番シワがあっちゃ困る所を最後にかける様にすると見栄えが良くなります。
よく言われているのが、襟と胸のあたり。
この辺を最後に回すとかけ終わった時に割りと上手に見えるはず。
分かり辛い時は、クリーニング屋さんの仕事を良く見てみましょう。
決まったパターンで動いているのが分かるはずです。
暖かくなる前のこの時期は比較的クリーニング屋さんは時間が余っています。
こういう時期を狙って、話し掛けてみてくださいね。
投稿者 boribori : 2007年02月22日 23:34