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2007年01月12日
白ってだめねえ。
先日、白いブラウスをお持ちになったお客様がこう言いました。
白ってだめねえ。
どういう事かといいますと、そのブラウス、真っ白ではなく、グレーに近い色だったんですね。
で、白は洗うたびに白じゃなくなっていくということで、白はだめねえと言う事になったんです。
確かに、白い色の服を着るのは難しいですね。
シミは目立つし、元が真っ白なだけに黒ずみもはっきりと分ります。
なにしろ、自分が好きで買ったものなので、その変化に一番悲しい思いをするのが自分な訳です。
そりゃね、買ったときとずーっと同じように真っ白と言うわけには確かに行かない。
これは、汚れるからと言うわけではなく、真っ白に見えるようになっているからなんです。
徐々に効果が薄れてきていると言うと分りやすいでしょうか。
同様に、カシミヤなどの高級獣毛製品の中にも柔らかく感じるように細工がされているものがあります。
でも、限度がありますよね。
真っ白と言うわけには行きませんが、グレーになるのはいただけない・・・。
洗濯やクリーニングの仕方で、白をなるべく保つことは出来ます。
洗濯は自分で洗うのでいいですが、クリーニングの場合は白を白く洗うことが出来る業者を選ばないといけませんね。
クリーニング屋さんの中には、素材や色などあまり気にしていない業者さんが結構あります。
工場長や社長がそういう意識なので、働いているパートさんにも意識はありません。
そういう工場で洗ってしまうと、白がグレーになったりします。
こういう所はダメ。
服の色はただ違うだけでなく、各々特徴があるんです。
その特徴を理解しているクリーニング屋さんを選ぶのが良いでしょう。
どこで見分けるかと言いますと、一番分りやすいのが店においてある品物の色を見ること。
置いてある服の色を見て良いなあと思えば好感触です。
まれに、よく見えるように包装の袋にお金をかけたり照明を凝ったりしている所もあります。
惑わされず、よく見てみてくださいね。
次に分りやすいのが、説明でしょう。
きちんとした仕事をしている人に限って、説明をきちんとしてくれるものです。
これは、昔と違い衣類の事やクリーニングの事がきちんと伝わっていないと分っていますから、お預かりする時やお返しする時に色々と説明をしてくれるんですね。
良いクリーニング屋さんに出す事は本当に重要です。
では、もしクリーニング屋さんに当たらなかったら?
続きは明日に回しましょう。
お楽しみに~。
投稿者 boribori : 2007年01月12日 23:12