« しみ抜き剤と漂白剤 | メイン | 二年で買い換え »
2006年12月06日
意識の問題。
いいコメントを頂いたので、今日はそれを元に書いてみようと思います。
知識よりも意識が低下している・・・、奥が深い言葉です。
おっしゃるように、日本では洗濯やクリーニングに対する意識があまり高くないように私も感じています。
でも、それはここ数年の話でして、昔はそれなりに意識がありました。
原因は色々と考えられます。
生活習慣の変化もありますし、日常品の技術の向上なんかもありますね。
Yシャツなんかは、形態安定が主流になりつつあります。
クリーニングに出さなくてもご家庭で洗濯しても十分と思う方も増えているでしょう。
衣類の値段が安くなったのもありますね。
スーツなどは10年前に比べると、もう激安です。
どうも複合的な事が原因になっているようです。
元から島国で、衛生的なことに関しては、諸外国に比べても高くはありませんでした。
伝染病などが入りにくいですし、見ず知らずの外人がすぐやって来れるような環境でもなかったですしね。
意識が高くない人がいるかと思うと、逆に意識しすぎの人も多くなっています。
これは洗濯と言うよりも衣類に関してでしょうか。
物凄くデリケートに扱う人や何かあると、傷んでしまう!ととても気にする人、多くなっていますね。
足りなさすぎるもの問題、過剰すぎるのも問題、ですね。
洗濯やクリーニングは公衆衛生という面をはらんでいます。
公衆衛生ということを踏まえると、意識の低下って実は深刻な問題なんです。
洗わないで着続けることがいかに不衛生か、しみや汚れだけの問題ではなく、体にもよくないんですよね。
正しい洗濯をするということは、汚れも落とし、衛生を保つと言う事。
そう考えると、洗濯はきちんと消費者に伝えていかないといけないと思います。
そして、洗濯やクリーニングの事を意識し始めると、衣類の素材や特長にも気を使い出します。
みなさんが今思っている、傷む、と言う事も、具体的に分ってくるんじゃないかと思うんです。
現在では、どんな状況かわからず、純粋に傷んでいる、と思っているような感じを受けます。
より具体的にどのようになっているのか?わかっってくると、本当に傷んでいるのか?製品の特徴なのか、わかってくるでしょう。
行動が起きるためには、気持ちがまず先に動かなければいけません。
それが、意識ではないかなあと思います。
ちょっと気にする、ただそれだけで変わってくると思います。
投稿者 boribori : 2006年12月06日 23:19