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2006年11月14日
汚れる所と傷む所
クリーニングをしていると、決まった所が汚れているのに気付きます。
みんな汚れる所は大体同じなんですね。
襟が汚れるのは分ると思います。
袖口も汚れますね。
ポケットの周辺も汚れます。
男性なら、股間周辺もよく汚れます。
女性は、脇の下が案外多いんです。
と、この様に汚れる箇所は大体決まっているので、このことを逆手に取り、洗う目安をつける事が出来ます。
全体的に汚れていないので、まだ洗わなくてもいいかな?と思っていても、上記の所をよく見てみると、かなり汚れていたりするんです。
生地によっては、そういう時はすぐにクリーニングした方がいいこともあります。
私たちはプロなので、全体的にうっすらと汚れているのも見分ける事が出来ます。
これは、毎日衣類を扱っているからでしょうね。
ところが、一般の方に同じように見分けましょう、と言ってもおそらくそれは無理だと思うんです。
中には物凄く目のきく方もいらっしゃいますが、ほとんどは分らない。
しかし、襟や袖口、ポケット周辺などは、分るくらい汚れているものなんですね。
襟や袖口が汚れていて他がそうでもないなら、重点的に汚れを落として、全体的には軽く洗い流す、と言うようなことも出来ます。
つまり、ダメージを少なくする事が出来るんです。
もちろん、アルバイトやパートさんではおそらく無理でしょう。
品物をきちんと見分ける目を持ったクリーニング屋さんでなければいけません。
よく汚れる所を見ていると、更に気付く事があるんです。
汚れる所は傷みも早い。
これは、よく擦れるからなんでしょうね。
ズボンの裾などは、汚れ易いし痛み易いです。
段々と擦り切れてきますよね。
ズボンの裾は修理が出来ます。
早めに気付けば、修理したのも分らないくらいに綺麗に直せるんです。
服を見るのには、ポイントがあります。
上手にポイントを押さえてみてくださいね。
投稿者 boribori : 2006年11月14日 23:14