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2006年10月21日
アイロンの裏は汚れます。
午前中に、お客様が血相を変えてやって来ました。
娘さんの真っ白のブラウスをアイロンがけしようとしたら、襟が青くなってしまった!と言うのです。
早速見てみると、襟が確かに青くなってしまっています。
しかし、全部と言うとそういうわけではなく、凸凹している山の所が青くなっているようです。
見て、すぐにピンっ!と着ました。
これは、アイロンの汚れですね。
アイロンの裏側ってかなり汚れています。
汚れの原因は様々です。
衣類の汚れが付いてしまったり、糊が焦げてついていると言う事もあるでしょう。
極稀にあるのが、染色の移りです。
どうも今回もそれが原因のようです。
昔、お祭りで使う法被をアイロンがけした時の事。
全部仕上げ終わり、さ~次はYシャツだ!と気合いを入れてアイロン台でアイロンを滑らせていると、どうもすべりが悪いんですよね。
で、おかしいな?と思ったので、アイロンの裏を拭いてみると・・・・・、青くなってしまいます。
法被の裏が移ったな?と思い、このままYシャツを仕上げると大変な事になってしまうので、すぐさま、裏側を拭き、青い色が出なくなるまで拭いた事があります。
気付かない所で、お客様もやってしまったんでしょう。
他にも、アイロンは事故が多いんですね。
プリントなども熱で剥げてしまいますから、アイロンがかけられないですし、最近ではファスナーも熱で溶けるようなものがあったりと、難しくなってきています。
熱に弱い素材も多く使われています。
アイロンをかけるときは、慎重にしましょう。
シャツなどでスプレータイプの糊付けをする方は、アイロンの裏の掃除もお忘れなく。
水を吹きかけた時に移る事が多いようです。
投稿者 boribori : 2006年10月21日 23:58