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2006年09月15日
どこも似たような宣伝で。
クリーニングの宣伝って、何でこうも似たようなものばかりなのでしょうか。
表現のバリエーションがどうしても少ないんですよね。
出てくる言葉はほぼ同じ・・・。
白くなります。
綺麗になります。
安いです。
早いです。
シミが落ちます。
丁寧に仕上げます。
手仕上げです。
ね、どこかで見かけたような言葉ばかりでしょう?
実際には、同じ言葉を使っていても全然内容は違うわけなのですが、その細かい部分を的確に表現できる言葉がないんですね。
だから、お客様が一番困るわけです。
どこを選んでいいか分らない。
綺麗になるとかシミが落ちるとか書いているんだけど、ちっとも綺麗にならなくて、そんな経験が何店か続くともうどこも信用できなくなります。
素材にあわせてクリーニングしています、うちもこの言葉はよく使うのですが、他のお店でも同じように使っていますよね。
でも、内容には雲泥の差が出てしまうから、困るんです。
一言に、素材にあわせてといいますが、素材にあわせるって大変な事なんですよ。
デリケートな素材は大抵他のものと洗えません。
どうしても一点洗いになりがち。
そうすると、そこでロスが生まれるわけです。
一点だけ洗っても、20点一緒に洗っても、かかる時間は一緒。
一点洗いは時間がかかってしまうという問題があります。
また、素材といっても様々。
素材そのもの、織り方や編み方、色合いなど、考慮すべき事柄はたくさんあります。
ゆえに、クリーニングも本当にあわせるとなると全部違った洗い方になるんです。
これだけ考えても、簡単には出来ないし、どうしてもコストがかかってしまうのは分って頂けると思います。
宣伝は本当に難しいのです。
言うだけなら簡単ですから、調子のいい事を言う人もいるでしょう。
もし、そのクリーニング屋さんがちゃんとやっているか知りたかったら、質問をしてみてください。
どのようにクリーニングするのか?
どうしてそのようなクリーニングになるのか?
素材にあわせてクリーニングするというのなら、その理由も答えられるはずです。
デリケートだから別洗いとか、一点洗いというのは理由になりません。
一点洗いしなければいけない理由があるのです。
ちゃんと答えられるお店を選びましょう。
投稿者 boribori : 2006年09月15日 23:11