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2006年08月01日
成功体験があるから使うんですよね。
先日、お馴染みのお客様がご来店。
ポロシャツにしみがあったので、自分で洗ったら黄色くなってしまったんだそうです。
洗うだけで黄色くなるはずがありませんので、何かしました?と聞くと、キッチンハイターをつけたといいます。
それも原液で。
それだけ聞けば原因も判明。
キチンハイターを服に使っちゃいけません。
ワイドハイターなどと変わらないのですが、その違いは濃度。
濃度が濃すぎると、服には使えないんです。
ですから、もしどうしようもなくて使うときは十分に薄めないとダメ。
衣類用の漂白剤は、きちんと濃度を抑えて作ってあるので、普通に使う事ができるのです。
去年から、このような事故が後を絶えません。
そのほとんどが、キッチンハイターやカビ取りハイターを原液でつけたものばかり・・・。
なぜ、こうも使ってしまうのか、聞いてみると、成功体験があるかららしいんです。
物凄く汚れたタオルにキッチンハイターを使ったら落ちたとか、そういう体験があるから、服でも同じようにしてみようと思うんですね。
タオルなら、ダメ元でもかまわないでしょうが、お気に入りの服にはそういう訳にもいきません。
洗剤と違い、漂白剤は高度な知識が必要です。
理由が分らないのであれば、衣類用を使う方がいいとおもいます。
衣類用よりも強力でしょ!なんていう考えで使っては絶対いけませんよ。
このような事故を減らすにはどうすればいいんでしょうか。
クリーニング業界で、ドライマークが洗える洗剤の時の様に、消費者に伝えていくしかないんでしょうね。
クリーニング屋さんが教えてくれるセミナーなんてあったら、面白いかなあ。
投稿者 boribori : 2006年08月01日 23:01