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2006年07月17日
縮むのも恐いけど。
今日は一日中雨でしたね。
私たちは肌寒かったのですが、お客様に聞くと暑かったらしい。
こちらはほとんど汗もかかず、水分も取らなくて済んでしまうような一日でした。
本当に、日頃の環境って恐ろしいですね・・・。
暑い日が続くと洗濯する機会が増えます。
汗をかきますから、洗いたくなりますよね。
本日も麻のブラウスをお持ちになったお客様がいらっしゃいました。
もう何年も着ているので自分で洗ってもいいのだけれど、縮むのも恐いし・・・・・、とおっしゃいます。
一般の方には縮みが一番恐いんでしょうね。
衣類はなんでもかんでも縮むわけではありません。
縮むのにも、理由や理屈があるんです。
ポイントさえつかんでおけば、縮ませないで洗濯する事も十分可能です。
しかし、意外と気付かないのがやはり風合いの部分でしょうか。
柔らかさが無くなったり、艶がなくなったり。
皆さん縮みには物凄く恐怖をしますが、風合い変化はあまり感じておられないようです。
縮むと物理的に着る事が出来ませんが、風合いの変化は着るのが嫌になってしまいます。
どちらも重要なポイントですね。
自分の中でその服を着ている自分の理想の形があるはずです。
おそらくそれは、しわしわではないし艶もあるでしょう。
汚れを落としつつ、なるべくいい状態を長持ちさせる事を念頭においていただけると、良い結果に結びつくんではないでしょうか。
この暑さで、洗濯やクリーニングが頻繁になると思いますが、衣類の状態を維持させるために、がんばりましょう。
投稿者 boribori : 2006年07月17日 23:43