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2006年05月31日
ピューロンって何?
今日お預かりした品物の、品質表示の中に、ピューロンという名前がありました。
ピューロン・・・・・、聞いたことがありません。
新しい繊維なのかも?と思い、仕事の途中にさっそく調べてみました。
私が持っているクリーニング関係の資料には無し。
繊維辞典にもなし。
アパレル系の本にもなし。
これは困りました。
こういう時はネットに限ります。
検索すると一発ヒット!
アクリルだったんですね。
ピューロンとは、旭化成工業の商標名だったんです。
ごく稀に、素材の表示を商標名でつけているものがあります。
理由は様々でしょうが、同じアクリルでも作り方で違うよ、と言いたかったのかもしれません。
余談ですが、私の父の代くらいの方にポリエステルと言ってもあまりピンと来ない人がいます。
父たちの世代は、ポリエステルではなく、テトロンと言う風に呼んでいたんです。
これも商品名。
帝人や東レの商品名です。
私がクリーニング屋さんに入った頃に、クリーニング学校と自分の店での繊維の呼び名が違う事に戸惑ったりしたものです。
今では、テトロンと言う呼び名をする人はほとんどいません。
ポリエステル、ですね。
素材表示、なかなか奥が深いですよ。
投稿者 boribori : 22:20 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月30日
それは欠陥商品じゃないのか?
先日書いた話の続編です。
今日、義理の弟が子供を連れて遊びに来ていました。
そこで、お昼ご飯を一緒に食べつつ、先日の怪しいダウン製品の話をしていると・・・・・。
メーカーに問い合わせをしたらしいのですが、その返答がどうにも腑に落ちないんですね。
義理の弟は、衣類の構造とかに詳しいわけではないし、説明を受けたまま話をしてくれたわけなんですが・・・。
こんなような話だったらしいです。
ダウンが飛び出たと言う話をすると、まず鼻で笑われ、その次に、そういうものなんです、といいます。
通常ダウンは、風船のようなものにパックされているんですが、この商品はそういう事はせず、通気性を確保するために表をウールの生地で作っています。
通気性があることで保温性がまします。
ダウンが飛び出たとの事ですが、一年目は出ますが二年目から出なくなります。
もし二年目も出るようでしたら、商品に問題があるのかも・・・・。
おかしい。
この返答をした人は絶対おかしい。
この説明を聞いたとき、何も知らない人に説明をするからと、適当な事言ってるな?とすぐ思いました。
通気性を確保すると暖かい?
そんなダウン聞いたことがありません。
一年目にダウンは出るけど、二年目から出ない?
その根拠はどこから来るんだろう?
一年目ですべてできってしまうからだろ???
メーカー名はあえて伏せますが、どう考えても欠陥商品です。
場合によっては企画の段階からの欠陥とも取れるような発言ですね。
ダウンの説明はここでも何回かしています。
ダウンは他の物とはちょっと違う特徴がありまして、ダウンは針の穴くらいの小さな穴でも飛び出してしまうんです。
ですから、ダウン製品を作るときは、生地の裏っ側にラミネートをしてダウンが飛び出さないように加工をするのが普通です。
ダウン製品が破れた場合などは、針と糸は使わず、布を破れた箇所に接着剤などで貼り付けるのが一般的。
ウールの目の粗い生地なんか使えばそれだけでもダウンは飛び出します。
つぎに、ダウンは何故暖かいか?
これはダウンの含気率というものが関係してくるんです。
ダウンは、ふわっとした羽毛が空気をまとい、空気の層を作る事で保温性を出します。
ですから、ダウンは潰れていると保温力が減ってしまうんですね。
なるべく、厚いダウンの方が暖かいわけです。
ここに通気性を確保して何の得があるんでしょうか?
空気が入ると言う事は、空気が出るということ。
空気の層を作る時に支障が出るだけのような気がします。
最近流行りの薄手のコートなどは、以前のものに比べて暖かくなったような気がしませんか?
あれは、生地の裏側にシートを貼り付けて、風が入ってこなくするように加工をしてあるんです。
そうする事で保温力が増しています。
これを考えても、通気性を確保して保温力が上がる、ちょっと想像しにくいですね。
そして、二年目からダウンが出ないと言う発言。
百歩譲って、二年目から出ないとしましょう。
では、一年目に出たぶんは、減ってしまうわけです。
そんなので保温力はどうなってしまうんでしょうか?
中にダウンは残っているんでしょうか?
二年目から保温力が減ってしまうようなダウン製品、皆さんならどう思いますか?
きちんとした商品だと思いますか?
そういう商品だと思いますか?
どうしようもない、今までの概念では気付かないような問題なら、仕方が無いと思います。
今後、問題箇所を見つけ出し、どうすれば良い商品になるか?私たちも協力します。
しかし、今回の商品は、明らかに初歩的なミスです。
ダウンの特徴を理解していればこんな商品は作らないし、お客様へ売る事など出来ません。
衣類はクリーニングする事で再利用できます。
私たちも、皆さんの衣生活をサポートするべく、色々勉強もしますし技術も高めていきます。
しかし、大元の商品でこんなものを出された日には、私たちにはどうする事も出来ません。
アパレルさんが良い商品を出す、私達がなるべくその状態を維持したまま着られるようにクリーニングをする、
お互い切磋琢磨して、良い商品をお客様に提供していけたら、お客様が安心して着続けて貰えると思うんです。
適当な説明してはいけないよ。
きちんと対応するべきだと思う。
私たちクリーニング屋も頑張る。
だから、アパレルさんも頑張ろうよ。
投稿者 boribori : 23:51 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月29日
これで今年は大丈夫かな?
今日は、かねてより夏の不安材料だった、ハンガーをかけるパイプの工事をしました。
どこがどう不安材料だったかと言いますと、ちょっと低すぎたんです。
簡単に手が届くような位置に、天井からハンガーパイプをぶら下げていたんです。
所が、とても狭い当店、
通路の上がハンガーパイプの位置なもので、通ると品物に体が触れるんですね。
冬場はいいんです。
気にならないんですが、夏場はどうしようもないくらい辛いんですね。
何が辛いって、包装されたビニールの袋が、只でさえ暑い部屋の中で、体にピタッ!とくっつくんです。
これが非常にイヤ。
忙しく暑い中、通るたびにビニールが肌にピタッ!と付くと、おかしくなりそうです。
只でさえ暑くて意識が朦朧としている中にビニールは堪えます。
そこで、今の位置よりも高い位置へハンガーパイプを上げて、体と接触しないようにしたんです。
午前中早いうちに始まり、吊ってあった品物を移動。
この時期は物凄く品物が多いですから動かすだけでも一苦労です。
何とか、品物を移動し、パイプを上へ上げ、また品物を元に戻します。
この作業だけで2時間ほど費やしました。
その後、せっかく機械屋さんにきてもらっているので、気になるところを全部チェックしてもらいまして、お昼過ぎに全部終わりました。
仕上げの仕事は中断しなければ行けませんでしたが、工事の結果には大満足です。
これで、今年の夏は滞りなく仕事が進みそうです。
工場を作った時にも色々と考えながらやっているんですが、日々の仕事の中で少しずつ改良されていくものです。
工場の中も変化させていかないと、使いづらくなってしまいます。
神経を集中するのは衣類だけで良いんです。
他の事はなるべく気にしなくてもいいように、ちょっと気付いたら直すようにしています。
ぜひ、お店の中を覗いてみてください。
ちょっと印象が変わったかもしれません。
段々と暑くなってきましたし、これからが本番です。
気合い入れて頑張りましょう。
投稿者 boribori : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月28日
八王子 車屋さんへ
本日のお休みは、午前中からお買い物。
と言っても、もうお昼近かったので、買い物の後そのまま昼食をどこかで取ろうということになりました。
ちょうど南大沢の周辺にいたので、前から気になっていたおそば屋さん、車屋さんへ行くことに。
野猿街道、八王子市柚木のあたりにあるおそば屋さんです。
なんと言いますか、おそば屋さんらしい風情のあるたたずまいで、お店に入るだけで気分が良くなります。
お店の中に通されると、テーブル席と座席の二種類ありまして、選ばせてもらえます。
子供と母を連れていたので、テーブル席へ。
周りはどこも一杯でほぼ満席です。
そばの種類も豊富で、二八そばからだったん蕎麦、変り種蕎麦とメニューも豊富。
また、うどんもあるし一品メニューも揃っています。
各々好きな蕎麦を頼み、私は天ぷら蕎麦をチョイス。
そして、ここは大盛というものはなく、おかわり用にもう一枚蕎麦を頼むと言う方式なので、もう一枚注文しました。
蕎麦を食べる前に、最近はまっているそば屋さんの出し巻き卵が食べたくて頼んだんですが、これが非常にふんわりとしていておいしいんですよ。
一緒に出てくるお醤油もちょっと違うんじゃないかな。
子供たちは大喜びで食べているので、おいしかったんでしょうね。
そうこうしている内に、お蕎麦が登場。
天ぷらも綺麗に盛り付けられていてとてもおいしそうです。
海老が二匹入っていて、鮎もあり、本当に豪華な天ぷらで、食べてみてもメニューにあったように生食で食べられるほど鮮度のいいものを使っていると書くだけのことはあります、本当においしい。
お蕎麦もおいしくて、お店の中も店員さんの応対も、蕎麦も大満足のお店でした。
その分ちょっとだけ値段は張りますが、許容の範囲でしょうか。
私達が食べているうちに、お昼のラストオーダーになったのですが、それまでひっきりなしにお客さんが入ってきます。
繁盛するお店には、味だけでなくお客様を満足させる何かがありますね。
帰りの車の中で、車屋さんの良い所をたくさん話し合っていました。
商売をしていると、他の商売がどうしても気になります。
今日のようにいいお店に出会えると、本当に嬉しいし、楽しくなりますね。
日曜日しか出かけられませんが、こういう体験を積み重ねていきたいです。
投稿者 boribori : 23:02 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月27日
水洗いと、ドライクリーニング、どっちがいいの???
水洗いとドライクリーニング、最終夜。
3日間書いてきましたこの話もいよいよ大詰めです。
どちらが果たしていいのか?
気になる所ですね。
おさらいをしますと、水洗いは水溶性の汚れ落としに効果があります。
その代わり、衣類の変化が激しい。
ドライクリーニングは、衣類に優しい反面、水溶性の汚れに弱い。
どちらも一長一短あります。
もちろん、技術の進歩で短所も補いつつありますが・・・。
そろそろ結論に参りましょう。
ドライクリーニングと水洗い、どちらがいいのか?
私が出した結論、それは、どちらも良いです。
どちらの方が優れているとか、偏っている方がナンセンス。
洗うと言う事を考えると、汚れの状態、着用の状態、新しいのか着古しているのか、状況が全然違います。
と言う事は、求めている仕上がりも違うと言う事なんです。
当店の名前は、一伸ドライクリーニング店です。
ドライクリーニングと名乗っていますが、水洗いも当然します。
ドライクリーニングで上げるほうがいいものはもちろんドライクリーニングでしますし、水洗いの方が良いものは水洗いをします。
適材適所なんです。
買ったばかりの新しい服で、そんなに汚れの激しくないものを水洗いはしません。
服の色合いを大事にしたいからです。
水洗いで、色がくすむよりも、綺麗な色合いで、汚れを落とすドライクリーニングの方が好ましい。
また、物凄く着ていたもので、汚れの激しいものは水洗いをします。
着用の段階ですでに色がくすんでいるので、水洗いをしても変化が少ないと判断すれば水洗いをします。
油の汚れ、汗の汚れなど両方とも激しい場合は、ドライクリーニング、水洗い両方します。
何で洗うかが重要なんではないですよね。
水で洗うのがいい、ドライクリーニングがいい、そういう話は根本的にずれていると思います。
まず、洗うものがあって、そこから何で洗うか選ぶ事から始まります。
洗い方ありき、から始まると、大抵事故が起こります。
当たり前ですよね、服の事を二の次にしているんですから。
服が一番最初に来ないとおかしいですよ。
水洗いを好む人の中には、環境の話を持ち出す方もいらっしゃいます。
環境問題はみんなで取り組んでいかなければ行けない問題ですが、現状はなかなか難しい問題だと思うんです。
たとえば、水洗いをすると環境に良いかと言うとそうでもないと思うんです。
洗剤や助剤、汚れなどは垂れ流しになってしまいますし、いくら環境に優しいと言われる洗剤などでも完全に無害というものは存在しないでしょう。
みんなが水洗いで下水に流せば新たな環境問題が出てくるはずです。
大家族から、核家族化されてきて、細分化された分、排水も昔に比べて多くなっています。
今までなら一回で済んでいた洗濯が、家族の分分けて洗われます。
洗剤の量も倍、排水の量も倍です。
また、ドライクリーニングにおいても乾燥機での回収が始まりつつあります。
溶剤を回収する業者も増えていく事と思われます。
クリーニング屋さんから帰ってきた衣類から石油の匂いがするから、悪い・・・・・。
それは本当に悪いです。
そういうお店はご利用されないでください。
あってはならない事ですし、化学火傷の危険もあります。
おそらくこのようなことが絡んできて、ドライ不信に繋がっているんだと思います。
水も、有機溶剤も、きちんとした使い方をしていれば本当に便利なんです。
キチンと使っていなかったり間違った使い方をすれば、水も有機溶剤も私たちに危害を加えてきます。
正しい知識と、正しい使い方が今後必要になってくるでしょう。
衣類を正しく洗うと長く着る事が出来ます。
これも一つの環境対策になるんではないでしょうか。
ごみを出さない、捨てないで長く使う、どれも良く聞かれる話ですね。
衣類のためにも、水洗いとドライクリーニングは共存共栄するべきだと考えます。
両方とも、必要です。
投稿者 boribori : 23:48 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月26日
水洗いのいいところ
さて、昨日の続きです。
水洗いにももちろん良い所があります。
一番のメリットは、水溶性の汚れ、汗の汚れなどの落ちが断然に良い所でしょう、
同じ一回のクリーニングでは、ドライクリーニングよりもはるかに汚れの落方が違います。
もちろん、ドライクリーニングでもやり方一つで落ちるんですけどね。
手間のかかり方が違います。
温度の調節も簡単なので、衣類にあわせて調節をします。
温度が高いほうが汚れ落ちが良いのですが、ウールなどはあまり温度が高いと縮みの原因になりますので、調節するんですね。
洗いの中で、洗剤や漂白剤などをうまく使う事も出来ますね。
しかし、水洗いにはそれなりのリスクが伴います。
これはドライクリーニングと同じなんですが、水溶性の汚れに強い一方、油汚れに弱いんです。
落とすために洗剤を入れているんですが、水洗いを最初にしてしまうと、油汚れは極端に落ちづらくなってしまいます。
また、衣類には糸の段階から糊がついているのですが、水洗いをすると、芯から抜けてしまい、腰が抜けてしまうんです。
私たちプロのクリーニング屋さんは、仕上げの時に糊をつけて仕上げますので、一時的にはピンっ!としていますが、一度抜けた腰はなかなか元に戻りません。
すぐへなへなになってしまいます。
そして、縮みのリスクもあります。
原因は色々とありますが、水に触れることで緩和されて縮んだり、性質から縮んだりと様々です。
色泣きのリスクもあります。
水につけたらじわっと色が出てきた、こういう経験ある方もいらっしゃるでしょう。
表面の毛羽立ちもありますね。
濃い色の綿のポロシャツなどは、毛羽立ってしまうと白っぽく見えます。
古着みたいになってしまうのが悲しい所です。
水はいろいろなものの基本ですから、影響も大きいのでしょうね。
もちろん、このようなリスクを最小限にとどめるように、色々な薬剤や技術が開発されています。
昔とは比べ物にならないほど、楽になっていると思いますよ。
ドライクリーニングと、水洗い、各々いいところ、悪い所、見えてきたでしょうか。
さて、明日はいよいよ本質に迫りたいと思います。
ドライクリーニングと水洗い、どちらの方がいいのか?
皆さん興味があることと思います。
明日はその辺を書いてみたいと思います。
投稿者 boribori : 23:32 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月25日
ドライクリーニングのいいところ
ドライクリーニングについて色々と噂が飛び交っているようです。
良い噂、悪い噂。
聞いていて納得する部分もあります。
今日は、ドライクリーニングの良い所をちょっと書いてみましょう。
ドライクリーニングの長所は、何を置いても形を崩さずに洗えるところです。
水洗いとドライクリーニングの差は、洗濯液が水か有機溶剤かという差だけなのですが、この差がとても大きいんですね。
以前ここにも書きましたが、ティッシュを水で洗うとぐちゃぐちゃになってもう使う事は出来ません。
所が、ドライクリーニングをすると、そのままの形で出てきます。
ここがポイント。
このティッシュと同じように、ドライクリーニングをすると形態変化が小さくなり、水洗いに比べてほぼそのままの色や形を維持したまま洗う事ができるんです。
アパレルメーカーさんが水洗いを禁止してドライクリーニングを推奨する部分はおそらくここでしょう。
水洗いできるような素材でも何故ドライ指定なのか?
理由は、衣類のシルエット・形を崩して欲しくないからですね。
また、ドライクリーニングでは、有機溶剤で洗っているため油の汚れに強いんです。
そのため、水洗いでは到底落ちない油汚れなどがドライクリーニングですんなりと落ちたりします。
羊毛などは水洗いでは縮みのリスクが伴うので、ドライクリーニングの方があっているかもしれません。
もちろん、水洗いでも注意する所を間違わなければ普通に洗う事は出来ます。
昔は今ほど洗剤の技術も上がっていなかったし、助剤も良い物が無かったので、ドライクリーニングが出てきた当初は水洗いとの洗いあがりの違いにみんなびっくりしたものです。
ただ、ドライクリーニングは形を崩さずに洗える一方、わりと難しいクリーニングだともいえます。
水洗いのように、1回ごとに洗濯液を捨てられるわけではないので、その都度ろ過しながら洗います。
これを溶剤管理と呼ぶんですが、溶剤管理がしっかり出来ていないと、形が崩れるはずのないドライクリーニングで、形が崩れたり、縮みが起こったりします。
また、ろ過するカートリッジフィルターの交換を怠ったりすれば、洗濯液が汚れ、衣類に逆戻りする事もあります。
ドライクリーニングの悪い噂はこの辺からきているんでしょう。
汚れが落ちない、汚れが付いて返って来る、風合いが変化する。
ドライクリーニングでこのようなことが起こる場合は、溶剤管理の問題が多く関係します。
もちろん、着用の問題もありますし、衣類自体の問題もありますので、絶対ドライクリーニングが悪いと言う訳でも無いのですが・・・。
キチンと管理をして、適切な洗いをすれば、汚れも落ちますし色も良く着る事ができるクリーニングです。
ドライクリーニングもいいところあるでしょ?
明日は水洗いのいいところを書いてみましょう。
投稿者 boribori : 23:42 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月24日
衣類が悪いのか、クリーニングが悪いのか。
驚いた事に、トラックバックが来なくなりました。
ブログ、読んでくれているんですかね?(笑)
さて、先日の話です。
義理の弟から突然電話があり、服を見て欲しいとの事。
どうもクリーニングに出したんだが、納得がいかないらしい・・・。
わりとうちの近くに住んでいて、クリーニングを出しているお店も知っています。
一応注意していたんですけどね。
あいにく宅配クリーニングで出かけていましたので、変わりに母に鑑定してもらう事にしました。
帰ってきて話を聞くと、ちょっと微妙な話。
品物はダウンのジャケット。
クリーニングをしたら全体的にダウンが出てしまったようです。
ダウンはとても細く、針の穴があいていてもそこから飛び出してしまいます。
ですから、ダウンの修理は縫うのではなく、シールを張るように直すのが普通です。
全体的にダウンが飛び出ていて通常、クリーニングではこんな事にはなりません。
よく見てみると、服の作り方自体に問題があります。
ダウンは針の穴でも出てしまうほど繊細ですから、通常の生地ではもちろんダウンが出てしまいます。
そこで、細い糸を高密度に織ったり、裏側からフィルムを張ってダウンが出ないようにするんです。
しかし、今回の商品、そんな事すらしていないようで・・・。
裏側がポリエステル、表側が羊毛。
羊毛はどんなに細くしてもダウンなんて飛び出してしまいます。
しかも、フィルムなどの対策がとられていない・・・。
これじゃ、飛び出して当たり前です。
義理の弟も、ビックリしたんでしょうね。
お店の人に話を聞いても、こうなる商品だから、と言われたとか。
もっと詳しく説明をしてあげれば分ってもらえるはずなんですが・・・。
また、ダウンが出てきてしまっても、その後色々と出来ることはあったはず。
着れる状態に出来たんではないかなあと思います。
クリーニングと言う仕事をしていると、本当に驚くような商品と出会うこともあります。
姿形は綺麗ですが、長持ちするような丁寧な仕事がされていない服があるのも事実です。
クリーニングもそう。
機械を通して洗うだけでは、仕事をしたことにはならないと思います。
綺麗にする事、着られるようにする事が私たちの仕事であって、そのための道具が機械でありしみぬきの薬剤です。
昔からの日本人の仕事には、にくいほどの心遣いが入っていました。
小さな心遣いが良い品物を生んでいるような気がします。
投稿者 boribori : 23:29 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月23日
Yシャツが激増!
何故だか分らないんですが、Yシャツがここ最近増えています。
Yシャツは年間通してそんなに差があるものではないのですが、今日はいつもの倍。
そのため、夜の配達が1時間ほど押してしまいました。
陽気のせいもあるんでしょう。
ジメジメしていて、とても気持ち悪い。
汗をかいてしまいますよね。
それと同時に新規のお客様もいらっしゃるのですが、新しくいらっしゃるお客様のYシャツは、いろいろと特徴が見られます。
襟の汚れがひどい人、全体的に黒ずんでいる人、わきの下が黄色くなっている人、縮んでいる人。
原因は様々ですが、その都度お客様に今まではどうしていたか?聞くようにしています。
クリーニング屋さんに出していたのか?自分で洗っていたのか?かなり違いがあります。
同じ縮みでもクリーニング屋さんでちぢんだものはかなり厄介なんです。
熱がかかって縮んでしまっているので、とても強力なんですね。
先日お預かりしたYシャツが物凄く縮んでいたんです。
原因は、洗うときの温度が高すぎたのと、シャツの糸が細かったためにもろに影響を受けた事でした。
シャツもメーカーによって縮みやすい物があります。
糸の問題だったり、芯地の問題だったり。
この辺が非常に難しい所でして、いくら洗濯やクリーニングで気を使ってもどうしても縮み易い商品というものがあります。
以前、いらしたお客様は、Yシャツの縮みが気になるので、仕立て屋さんに芯地を別の素材に変えてもらったところ、劇的に縮みが減ったと言う事がありました。
ちぢみの原因一つとっても、洗い方から素材、仕立てまで幅が広いので、複合的に検証していかなければいけません。
奥が深いですよね。
あともう一つ気になることが。
襟汚れなんですが、最近特に目立つようになって来ました。
何ヶ月もかけて溜まった汚れなのか、一回でつくのか判断しづらいんです。
お客様からお話しを聞くと、どうも一日しか着ていないようなんですが・・・。
Yシャツが増えた原因も、襟汚れが気になるのもあるのかもしれませんね。
投稿者 boribori : 23:19 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月22日
今度はトラックバックです。(-_-;)
先日スパムが来るという話を書きました。
今度はここのブログに対するトラックバックです。
先日から毎日トラックバックが山のようにつきます。
その全部が怪しいサイト。
最初は、その都度削除をしていたんですが、その数があまりに膨大で、チェックするだけでも一苦労になりました。
今までほとんどついていなかったのに、何で今ごろ標的にされるんでしょうか。
不思議なもんですね。
特に何かやったというわけでもないので、検索で上位にきたとかそういうのでもないと思います。
全部英語でかかれているんですが、こういうのは海外から来るんですかね?
誰か詳しい方はいらっしゃいませんか?
せっかく書いていただいたコメントも危うく見逃す所でした。
落ち着くまでがまんですね。
投稿者 boribori : 23:26 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月21日
イチゴ狩り
本日のお休みは、母が法事で群馬県赤城村へ行くと言うので、私たちもついていく事に。
と言っても法事へ出るわけではなく、赤城村周辺で子供を遊ばせることにしました。
赤城村、結構色々とあるんですね。
農産物直売所では物凄く野菜が安くっています。
土日しかあいていないのですが、朝からずーっと人・人・人です。
他にも温泉があったり、遊園地があったりと一日遊ぶ事が出来ます。
で、本日の目的はイチゴ狩り。
うちの子はイチゴが大好きで、ほうっておけば1パック一人で食べきるほどです。
一度腹いっぱい食べさせてみたい、と思っていて、イチゴ狩りを密かに狙っていたのです。
しかし、イチゴ狩り、結構料金が高いんですよね。
シーズンにも寄るんでしょうが、一人2000円ほどかかるところもあります。
あきらめていた矢先、ネットで調べているとこの時期なら大人600円、子供300円でイチゴ狩りが出来るというではないですか。
農産物直売所で野菜をしこたま買い込んだ後に、イチゴ狩り農園へ出かけました。
イチゴ狩り農園が4件ほど並んでいた中の一軒をチョイス、お金を払うとすぐさまハウスへと誘導してくれます。
今回は2番と5番のハウスなら自由に出入りして良いといわれ、またコンデンスミルクもおかわりし放題、時間制限なし、と言うこれ以上ない高待遇でイチゴ狩りです。
この辺のイチゴが水耕栽培のイチゴで、腰の高さくらいのところにイチゴがなっています。
取りやすくていいかなと思っていると、なぜか母が孫たちを手招きして、5番のハウスへ。
5番のハウスは土で育てたイチゴだったんです。
これが驚きなのですが、土で育てたイチゴは香りが非常に強く、ハウスの外にいてもイチゴの香りが漂ってきます。
中に入って、真っ赤な大きいイチゴを取り、食べてみると・・・・・、甘い!!!!!
先ほどの水耕栽培のものと比較にならないほどの甘さです。
土で育てるってこんなに違うものなんですね。
みんな、取り易い水耕栽培のハウスへ行くんですが、子供たちにとって地面の方が近いですからこちらの方がはるかに取り易いわけです。
一時間ほど食べさせていたでしょうか。
ハウスから出てきた子供のお腹は、プックリと膨れ上がっていました。
その後、母を実家に置いてきて、今度は桐生市近くにある三日月村へ。
三日月村、結構面白いんです。
中にはいくつかアトラクションのようなものがありまして、からくり屋敷や目の錯覚を用いた不可思議土蔵、木枯紋次郎の生家などがあります。
作り物ですけどね。(笑)
オススメは不可思議土蔵。
要は斜めに作った土蔵で、まっすぐ立ってられないんです。
外の木も斜めに植わっていますから、分っているつもりでも、体が言う事を聞かないんですね。
ボールが坂道を転がっていったりと、意外と楽しむ事が出来ます。
うちの子供も大騒ぎです。
ただし、大人の方の中には気持ち悪くなる方がいらっしゃるかもしれません。
いかれる方は気をつけてくださいね。
あまり長時間いるところではないので、下のスネークセンターもセットがオススメです。
さて、遅くなると合流に間に合わないので一路田舎へ戻ります。
母と合流、事故を起こさないように、ゆっくりと関越を走り、家に着いたのが10時20分。
今日は良く走りました。
360キロほど走りましたかね。
本当にクタクタです。
でも子供は明日また走り回っているんだろうなあ・・・。
喜んでくれるなら、今日みたいなのも良いですね。
来年、またイチゴ狩り連れて行ってあげようと思います。
投稿者 boribori : 23:28 | コメント (2)
2006年05月20日
45年の職人技はすごいなあ。
書きたくないのですが・・・・・、今日は本当に暑かったですね。(-_-;)
暑いと言う言葉を書き始めると夏の足音が聞こえるような気がします。
天気は不安定だし、湿度は高いし、不快指数が一気に跳ね上がります。
皆さん調子が悪いようですから、気をつけてくださいね。
本日午前中は宅配クリーニングで出る予定だったのですが、車へ詰め込みながら品物のチェックをしていると、1品足りません。
洗い場の方を探してみると、デリケートな品物だったので自然乾燥をしてありました。
いつもならすでに出来上がっているのですが、連休明けからまたどばっと集まりだしたので、遅れ気味です。
ちょっと肌寒い時など今着たい衣類であると思い、社長にお願いしてその場で仕上げてもらいました。
一伸ドライクリーニング店を起こして早45年。
ほぼ毎日アイロンを握ってきました。
お店を出す前は丁稚奉公で毎日毎日修行・・・。
手なんか見るとごつごつしていてアイロンが使い易いように手が変形しています。
その社長がアイロンをかけると本当に凄いんですよ。
なんと言いますか、仕上がった衣類に色気がある。
ジャケットを仕上げた時の袖のシルエット、襟の張りなどを見ていると、かっこいいなあといつも思います。
私ももちろんアイロンを握りますが、足元・・・・・、いや膝小僧くらいかな?まだまだです。
私もアイロンを握って10年を超えましたが、これが年季の違いって奴なんでしょう。
白いジャケットを仕上げてもらったんですが、本当に綺麗に仕上がりました。
最近はこのようにアイロンをかけるところも少なくなってきましたかね。
プレス機でバチンと押したり、蒸気をかけて軽くシワを取ったりというような仕事が段々と増えてきています。
もちろん、それでも納品できるように洗いの段階から色々と工夫をしているようです。
中にはこの差をデラックスとスタンダードとして差別化しているお店もありますね。
この社長の凄いアイロンがけ、見たい方はぜひ、水曜もしくは土曜日の午前中にいらしてください。
カウンターの横のアイロン台で汗流しながらアイロンをかけています。
本当に凄いですよ。
投稿者 boribori : 23:54 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月19日
やはり設備があると・・・・・。
今週は、mixi重曹研究会での出来事を中心に書いています。
思ったこと、気になった事も今日でそろそろ終わりになります。
やはり、いろいろな所に出て行くということはいいことですね。
新しい発見もあります。
今回、実は一番思い知った事がひとつありまして・・・・・。
それは、設備の事です。
私たちは店に帰ると当たり前のように薬品は揃っていますし、機械も充実しています。
アイロン台もあるし、大きなプレス機も。
今までは当たり前に使っていたものなんですが、こうしてイベントに参加して、何も無い所での作業がこれほど大変だとは正直思いませんでした。
全部手作業です。
洗剤や薬品はありますが、染み抜きも全部手作業。
超音波やスプレーガンの類もありませんし、バキュームで吸うといった作業も出来ません。
しみの部分を叩くか揉むだけ。
時間をかければじっくりと落ちては行きますが、道具を使ったときのように綺麗にはなりません。
これほど、設備が欲しい、道具が欲しいと思った日は無かったでしょう。
ぱっと汚れの具合を見て、これならこの道具を使って染み抜きをして、水洗機でまわせば落ちるとか、そうパッと考えてもここにはそんな道具が無いので出来ないんです。
いかに、道具が大事か、そんな事を考えた一日でもありました。
余談ですが、私たちは染み抜きの作業に、超音波を使う事があります。
しみの部分に薬品をつけ、超音波で振動を与えて落とすんですが、このガンのような機械一つ、10万近くするんです。
効果ですが、これがあるのと無いのとでは、汚れの落ち具合も作業の早さも雲泥の差です。
帰ってきてから改めて仕事場を見渡してみると、たくさんの道具に囲まれて仕事をしています。
これだけあって、落とせないなんて言えないですよね。
プロだからこそ、道具も使うしそれらを生かさなければ。
ついつい当たり前になっていたようです。
ちょっと反省・・・。
投稿者 boribori : 23:41 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月18日
水洗いの後はアイロンが大変。
今週は、mixi重曹研究会での出来事を中心に書いています。
さて、ご家庭で洗うと言う事はアイロンがけが大変になります。
重曹研究会のイベントでも、その点が指摘されていました。
アイロンがけ・・・・・、一般の方には気が重くなる作業の一つですね。
しかも、水洗いの品物をかけるとなると、プロでも厄介だなと思います。
しわを伸ばすと言う事について、たまに言われるのですが、蒸気をかければどうですか?とか、お風呂の後にお風呂場にハンガーでかけておくのはどうですか?と聞かれるのですが、確かに若干のシワは取れますが、プレスされているわけではないし、はっきりとシワが取れるというほどのものでもないんです。
蒸気をかけると、生地がふわっとします。
着用中のシワなどはこれで少しは緩和されます。
しかし、洗いざらしのものは元から緩和されているので、蒸気をかけてもそこまで効果がありません。
また、アイロンがかかった衣類に蒸気を当たると、せっかく伸ばしたものが元に戻ってしまいます。
特に水洗いの品物をアイロンをかけるということはアイロンで縮んだ所を伸ばしながら仕上げないといけませんので、蒸気をかけるくらいでは効果が少ないと思います。
なぜ水洗いの衣類のアイロンがけが難しいか?
理由は、服全体が縮んだり寄れたり変化しているからなんです。
生地から芯地、縫い糸まで。
たとえば、綿100%と書いてあっても縫い糸の事は書いていません。
素材や糸の太さなどが違えば、縮み方も違ってきます。
アイロンでは、その縮みの違いを同じように延ばしていく作業が必要になります。
私たちプロが水洗いをした品物のアイロンをかけるときは裏側からかけます。
裏地を良く伸ばし、型を整えつつ縫い糸の縮みも修正していきます。
あらかた伸ばした所で、表へ。
表の生地を伸ばしつつ、縫い糸の部分も丁寧にかけます。
時間は通常のドライクリーニングしたものと比べると数倍は違うでしょう。
これを設備の無いご家庭でやるというのは本当に大変ですよね。
この部分をどうするか?そこが今後の課題でしょうか。
たとえば、洗いざらしで着る事ができるものを中心にご家庭で洗うと言うのも一つの手でしょう。
また、洗うのはご家庭でやって、プレスだけクリーニング屋さんに任せると言うのも出来ます。
最近はジャケットの類でもしわしわの物を着る人が増えていますね。
見ていると綿100%の白いジャケットですから、ご家庭で洗って、そのまま着ているんでしょう。
綿の製品はアイロンがかかっているととても綺麗です。
きちんと伸ばしましょうとは言いませんが、せめて背中や前身ごろ、襟くらいは掛けて欲しいなと思います。
投稿者 boribori : 23:05 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月17日
水洗いがしたい
本日も先日のmixiの重曹研究会のイベントで気になった話。
重曹研究会のイベントですから、重曹を使ってご家庭でしみを落としたりするのが目的で、集まって体験をしているわけです。
当然、いろいろなものをご家庭で水洗いをしたいと言う願いがあります。
何故、水洗いをしたいのか?
お話しをうかがっているといくつか理由がありそうです。
・ クリーニング代がかからなくるから
・ クリーニング屋さんで落ちないしみをどうにかしたいから
・ 環境に優しそうだから
そのお気持ち、よく分ります。
しみを落としたいと言う気持ちは本当に強いようで、クリーニング屋さんがきちんと落としてあげれば解決する事なのになあと言う気もしますね。
また、参加された方の中には、着物も水洗いをしたいと言う人もいました。
クリーニング屋さんに持ち込んで水洗いをお願いしたけど断られたそうです。
基本的に、衣類は水洗いをする事はできると思います。
ただし!色が薄くなったり縮んだりといったリスクは当然ついてきます。
だから、各メーカー、変化が起き易いので水洗い禁止のマークをつけるようです。
その服を着る人がどこまで許容できるか?それ次第で水洗いでも十分対応できるでしょう。
水洗いには以下のようなリスクが伴います。
・ 毛羽立つ
・ 色が薄くなる
・ 縮む
・ ヨレヨレになる
これらの変化を少なくするために洗剤や薬剤をうまく使っていくのですが、それでも多少なりとも変化はおきます。
そもそもドライクリーニングが何故開発されたかと言うと、水洗いで色が薄くなったり生地が変化するのを起こさせないようにするためです。
クリーニングの技術も上がっていますから、ドライクリーニングでも汚れが落ちますし、水洗いをしても変化が少なくなってきています。
どちらを選ぶかは、お客様の好みです。
どちらにもメリットはありますし、デメリットもあります。
水洗いが一番!と言うわけではありません。
自分のライフスタイル、好みなどいろいろ考慮して、選ぶことが重要だと思います。
ドライクリーニングは、きちんと選ぶようにしてくださいね。
お店を選ばないと、汚れが落ちてきませんので。
こうして考えると、クリーニングの情報は幅が広いですね。
一般の方が知っておいた方がいい話がたくさんありすぎて、大変かもしれません。
一軒、本当に任せられるクリーニング屋さんをつかまえるのが一番でしょうか。
投稿者 boribori : 23:45 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月16日
時間の経過したシミは落ちないのか?
今日も先日のmixiの重曹研究会のイベントにて、私が面白いなと思った話題を取り上げてみたいと思います。
シミ抜きをするために、各自汚れたものを持ち込んでいたのですが、結構いろいろなものがありました。
お子さんの泥汚れがびっしり付いた靴下や、クリーニング屋さんで落とせなかったしみ、はねてしまった墨汁、何年も経ってしまったシミ。
シミは時間の経過と共に落ちづらくなるのは確かです。
理由は色々とありますが、固着してしまったり、酸化してしまったりと取りづらくなるからです。
しかし、時間が経過しているからと言って取れないと言う訳でもありません。
シミの付き方や、シミがついた素材なども関係します。
物によっては時間が経過しても案外綺麗さっぱりと落ちるものもあったりするんですね。
実習の時に古くなったシミを落としてみなさん、喜んでいました。
ね、落ちたでしょ。
もちろん重曹を使ったしみ抜き剤もいいんですが、絶対落ちないと言うわけではないんですね。
こんがらがってしまうので具体的には書きませんが、会場に用意してあった材料を使うと古いしみも取れたりします。
洗濯やクリーニングに関する情報はいろいろな物が飛び交っていますが、嘘ではないけど正しくは無い、と言うものが結構多かったりします。
これは絶対ダメとか、そう思い込まずに、どうやったらできるか?考えてみると良いかもしれませんね。
どうしても汚れのほうにばかり目が行きがちで、生地や素材などはあまり考慮していない節が見受けられます。
汚れを落とすためには、まず最初に、素材を見て生地を見ないといけません。
そうしないと、むやみに力を入れてしまって傷めたり、事故を起こす可能性があるからです。
古いしみなどが付いている場合、当然生地も古くなっていたりします。
すると、染み抜きに堪えられないと言ったケースも考えられます。
よく観察するように心がけましょう。
会場でも話しましたが、根気が一番です。
あきらめずに、どうすれば綺麗にする事ができるか?考えつづけた人が綺麗にする事が出来ます。
頑張りましょね。
投稿者 boribori : 23:23 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月15日
汚れが落ちないと思っているようです。
日曜日に、mixiの重曹研究会のイベントで面白い話をいくつか聞いてきたので、今週はその辺を書いてみようかと思います。
イベントに参加して、印象的だったのが、講師の先生のシミ抜きを見て驚きの歓声が上がったところ。
その場でつけたシミをその場でブレンドしたシミ抜き剤で落とすというものなんですが、一般の方々は食い入るように見つめ、見事落ちたときには大歓声が出たのでありました。
ところが、私たちプロはそれを見てもあまりピンと来ません。
と言うのは、『落ちる』と思っていたからなんですね。
もちろん、その場でつけたシミだからと言うのもありますが、見た所、簡単に落ちそうだったのであまり驚かないわけです。
その温度差を見ていてふと思ったのが、もしかして一般の方は汚れが落ちないと思っているんではないだろうか?と言う事でした。
その後、実習中にされた質問も、マヨネーズは落ちますか?とかケチャップは落ちますか?と言った質問が多く目立ちましたね。
何故シミや汚れが落ちないと思うのか?いくつか原因があると思います。
一つは、家庭での洗濯が適当ではなく、落ちないため。
もう一つは、クリーニング屋さんに出したのに落ちてこなかったため。
おそらく、印象としてはクリーニング屋さんに出したのに落ちてこなかった方が強いんじゃないでしょうか。
しかも、シミだけでなく全体的な汚れまで落ちていなかったり、逆に汚れて帰って着たり。
これで本当に洗ったの?と言いたくもなります。
シミや汚れは、全部とは言いませんが落とす事は可能です。
落とすためには、シミや汚れに合った洗剤や作業が必要になります。
これは家庭洗濯でもクリーニングでも同じ。
理にかなった洗濯をしていれば、家庭洗濯でも十分落ちるんですよね。
以前、当店にきたお客様が、洗剤の使い方を今まで間違っていたと言って入ってきた事がありました。
いくら洗剤を使っても落ちなかったのに、きちんとした使い方を教えてもらったら物凄く綺麗になった、と。
そのとおりで、きちんとした使い方をすれば本当に落ちます。
ただ、ちゃんとした使い方を知っている人が少ないだけ・・・。
クリーニング屋さんも同じです。
きちんとした所に出せばきちんと落としてくれます。
よく、噂でクリーニングに出しても落ちないとか、水で洗った方が何ぼかましだとか、聞いた事がありませんか?
そういう時はぜひ、聞いてみてください。
どんなクリーニング屋さんに出したんですか?
きちんとしている所ですか?
選びましたか?
おそらく、どこも同じと選んでいないだろうと思います。
汚れは、落ちるんです。
クリーニング屋さんもきちんと選べば綺麗に仕上がってくるんです。
汚れは本当に落ちます。
希望を捨てないでくださいね。
投稿者 boribori : 21:44 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月14日
mixiの重曹研究会のイベントに参加。
本日のお休みは、横浜の桜木町で行われた、mixiの重曹研究会のイベントに参加してまいりました。
mixi、皆さんご存知でしょうか?
ソーシャルネットワークという今流行りのコミュニティサービスなんですが、そこの重曹研究会というコミュニティでのイベントなんです。
ちなみに、私もmixiに入っています。
そのままの名前で出てますから良かったら声かけてくださいね。(^.^)
今日のイベントは重曹を使ったシミ抜き。
私のお友達の方が講師になり、独自に開発した重曹とグリセリンのブレンド方法を一般の方に伝授し、しみを落とそう!と言うものでした。
私自身はこの重曹コミュニティに入っていないのですが、他のお友達からぜひ参加しない?と声をかけられまして、参加した次第です。
話を聞きに良くと言うよりは、お手伝いが主な目的でしたので、講師の友達を迎えに新横浜へ。
お迎えの後、桜木町の会場に。
すでに会場には物凄い人が入っています。
そのほとんどが女性で、どうも話を聞いていると主婦の方が多いようです。
洗濯に興味があるのは主婦になってからですよね、やっぱり。
予定通りスタートして、まずは講師の先生からのお話です。
これがまた非常に盛り上がりまして、なかなか終わりません。(笑)
体験談を踏まえて、分りやすく説明をするものですから、どうしても長くなってしまうんですね。
そうこうしている内に、いよいよ作業に入ります。
皆さん、言われたとおりにブレンドをして、各々用意してきた衣類のシミ抜きに入っていきます。
皆さん持ち込んだものはかなり頑固なものが多く、各ご家庭で苦労されているのが手に取るように分るんです。
私もプロとして、必要な所だけ説明させて頂きました。
洗濯はまだまだ、一般の方には未知の部分が多いと思います。
しかし、ちょっと知るだけで劇的に汚れが落ちるんですね。
汚れが落ちるのにもきちんとした理由が存在しますし、落ちないときにも理由が存在します。
ほんのちょっとした事なんですけどね。
講師の友達の作業と、一般の方の作業を見ていてひとつ気付いた事があります。
それは、手の動きの違いです。
もちろん、私たちプロのような手の動きは無理ですが、汚れを落とすためにはこの手の動きがとても重要なんですね。
もちろん重曹も汚れを落とすために必要なんですが、手の使い方がもっともっと重要なんです。
そういうところ、皆さん見て頂けたでしょうか?
実習も無事に終わり、皆さんいい話も聞く事が出来て、本当に充実した一日だったのではないでしょうか。
終わった後の懇親会には残念ながら出ることが出来ませんでしたが、きっと有意義だった事と思います。
私たちも、一般の方の思っていることや不安な事などが直に伝わってきましたので、本当に楽しかったです。
充実した一日でしたが、一言だけ。
これは私たちプロでもよくやる間違いなのですが、シミ抜きや重曹は汚れを落とすための技術や道具の一つに過ぎないと言う事です。
普通に洗って落ちるものまで、特別なシミ抜きや重曹を使う必要はありません。
洗って落ちるものは洗って落とすのが正解なんです。
汚れやしみを見つけて、なんでも重曹で落とそう!なんて思うと、物によっては通常の何倍もかかってしまうなんて事もあります。
適材適所、重曹を使ったお洗濯も一番効果がある時に使うのが良いんですね。
何故洗濯をするのか?何故シミ抜きをするのか?考えてみるととてもシンプルな事に気付くはずです。
そう、汚れを落とすため、綺麗にするため、ですね。
あくまでもそのための手段である事を忘れずに。
今回のイベントがきっと役に立つと思っています。
頑張ってくださいね。(^.^)
投稿者 boribori : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月13日
アパレルさんも辛い所です。
先日、ガイアの夜明けでアパレルさんを取り上げていました。
アパレル業界、華やかなイメージがありますが、物凄く大変な所です。
流行るものを売りたいけど、企画から製造まで普通1年から半年。
企画したものが流行りのものとずれていればまったく売れません。
実際、そんな事は結構あります。
毎年、流行色というのは決められていて、それにあわせて色を使っていくのですが、実際にはやる色と違う事があります。
そんなときは大慌てです。
もう一度別の色に染め直してしまう事もたまにあるようです。
なるべくロスを少なくし、流行るものをなるべく作りたいと思えば思うほど、リサーチはギリギリまでしなくてはいけません。
番組で取り上げられていたのは、企画から製造まで恐ろしいほど早い企業の話でした。
企業努力という点では、すばらしいと思いましたが、いかんせん私はクリーニング屋さん。
服を製造していると聞くと、ちょっと見る所が違うようです。
企画から製造まで物凄い速さで作られるのは分りますが、洗濯のテストはどの用にしているんだろう?まずそこから思います。
女性ならではの視点で作られているので、素材から何から感覚的なんですね。
確かに可愛い・・・・・、でも洗うのはためらうな、と言うのが番組を見た本音です。
なんでもかんでも洗う事を前提にすると、遊び心が足りないものばかりになるような気もします。
しかし、洗う事を無視して作られるのも正直どうなんだろう?と思います。
まさにジレンマですね。
昔と今では物に対する考え方が違っています。
それは製造に関しても同じ事が言えるでしょう。
昔の商品は、本当に壊れません。
丈夫に丈夫に作られていました。
他の仕事も、長持ちするように仕事をやられていたように思います。
ですから、着物などは昔の着物の方が良い物が多いんですね。
もし、古い着物をお持ちでしたら、捨てない方が良いです。
着物はいろいろな使い方があります。
リフォームという手もあります。
見栄えはいいものが増えましたね。
中身まで良いもの、本当に欲しいのはこういった商品です。
投稿者 boribori : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月12日
優しい人が多いんですよ。
宅配クリーニングでは、いろいろなものが出ます。
この時期ですと、冬物の衣類とか、休み前後になるとスーツが出ます。
また、コタツ布団やカーペットなど。
当店の仕上がりに期待して出していただく方や、持っていくのが大変なものとかのご利用も多いようです。
大きいものは、私達が持っていってもそれなりに大変です。
物凄く入る袋を持っていっても入りきらなかったり、そもそももっと大きいものだったりするときは、抱えて車まで運びます。
このような状況の時に、よく人のやさしさを感じるんです。
マンションなどでエレベーターなどで待っていると、ボタンを押して頂いたり、先に通して頂いたり。
只でさえ体が大きくてご迷惑をかけることのほうが多いのに、先に譲って頂いたりするんですよね。
そんな優しい人いるの?と思いますか?
いえいえ、ほとんどの方がこのように優しい人なんですよ。
たまたま偶然、エレベーターで乗り合わせただけなのに、またマンションの出口で一緒になっただけなのに。
優しいなあといつも思います。
本当にちょっとしたことなんですが、こんな優しさを感じると、人にも優しくしてあげたくなりますよね。
今はどちらかというと、疑ったり警戒したりという事の方が多くて、気持ちが窮屈になってしまうことが多いのですが、このように優しさが伝染していったら、世の中明るくなるんじゃないかなあと本当に思います。
人を警戒するのが広まるように、逆に人の優しさが広まるのも可能なんではないかと。
本当はみんなとても優しいのにね。
私が宅配している時に嬉しく感じる出来事です。
投稿者 boribori : 23:12 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月11日
宅配クリーニングはあまり知られてないんでしょうか。
夕方宅配に行った時の話です。
いつも通りにお伺いし、お預かりした後に、マンションの廊下で住民の方に声をかけられました。
もしかしてクリーニング屋さん?
いつものようにオレンジのバッグに、帳面を片手に小走りで廊下を走っていったので、すぐ分ったようです。
どこのクリーニング屋さん?とか、週何回来ているの?などいくつか質問されました。
昔は御用聞きでクリーニング屋さんは各ご家庭を回ったものです。
私が子供の頃は、父の車に乗って出かけると、夜の10時を過ぎないと帰って来れませんでした。
夕食はもちろん、外食。
子供ながらにクリーニングの配達って大変なんだなあと思ったものです。
しかし、最近はクリーニング屋さんがこうして取りにきてくれたり、届けてくれるということを知らない人の方が圧倒的に多いようです。
クリーニング屋さんのほうも、御用聞きから、取次店方式に変えて、お客様にご来店いただくような形に移行していったのもあるんですが・・・。
衣類は重いですし、布団などはとても運べるような品物ではありません。
そういう時は、クリーニング屋さんをぜひ呼んで下さい。
宅配サービスをしていない所、出来ない所ももちろんありますが、問い合わせをすれば取りに来てくれるはずです。
普通の出来事ですので、遠慮なくお願いする方がいいと思います。
中には、取りにきてもらうと高いんじゃないの?と言う方もいらっしゃるでしょう。
クリーニング屋さんの中には宅配料をいただいている所もあるようです。
また、いくら以上ご利用の方に限り取りにうかがいます、といったサービスをしている所もありますね。
量に関係なく、無料でお伺いする所もあります。
まずは、問い合わせをしてみて、聞くのが一番です。
原油高で、ガソリン代などあがってしまって少量ではうかがえないこともあるかもしれません。
しかし、他のお宅へ伺うついでなら、回れるかもしれません。
まずは、聞いて見ましょう。
そして、自分の家から多少遠くても周ってくれる事もあります。
お店によってはお店から10分程度の所しか回らないよ、と言うところもあるでしょうが、当店のように、広範囲を周るクリーニング屋さんもあるんです。
こちらも一度問い合わせをしてみて、ご相談すると良いと思います。
クリーニングの宅配は、特別な事でも最近始まった新しいサービスでもありません。
今までも普通にあったサービスのひとつです。
遠慮なく、使ってくださいね。
投稿者 boribori : 23:28 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月10日
アイロンがショート・・・。
忙しくなると、何かが起きます。
今日は仕事を円滑に進めるために、急遽職人さんを頼みました。
仕上げを担当してもらい、空いた人が別の仕事を進めます。
ここ数日、アイロンの調子が悪かったんです。
悲劇は職人さんがお昼御飯を食べた後に起こりました。
仕事を始めようとアイロンのスイッチを入れると、突然火花が散り、焦げた匂いとともに電源が入らなくなってしまったんです。
私達が使っているアイロンは、電蒸といいまして、蒸気と熱が同時に使える品物です。
また、最近のアイロンはとても高性能で、サーモスタットがついていまして、自動で温度の調節も行います。
きっと、この辺がおかしかったんでしょう。
まだまだ仕上げる品物は山ほどあるし、何しろ、職人さんの仕事が何にも出来ません。
急遽、奥で私が使っていたアイロンを外してきて取り付けることにしました。
およそ30分後、無事に取り付け完了、仕事に復帰です。
壊れたアイロンは、修理して予備として保管ですね。
しかし、不幸中の幸いだったのかもしれません。
アイロンだったから、すぐ交換できたし復帰も早かったですが、これが水洗機やボイラーだったら、もう仕事が出来なかったでしょう。
今日はある意味ついていたのかも。
実は、私の誕生日だったんです。
ええ、34歳になりました。(。-_-。)
この年になると誰も祝ってくれず、ひっそりと一日を過ごそうと思っていたら、子供たちがケーキを作ってくれました。
手作りのケーキ、生まれて初めて。
嬉しいです。
トラブルも無事に乗り越えたし、今日はいい一日でしたね。
投稿者 boribori : 23:14 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月09日
すいません、遅れています。m(__)m
本当に申し訳ございません。
ただいま、非常に込み合っております。
せっかく取りにきていただいたのに・・・。
今年は、天候の不順から比較的仕事もスムーズかなあと思っていたのですが、集まった衣類がデリケートなものばかりで、仕事の内容は手間のかかるものになっています。
パンクという所まではいっていないのですが、今回は洗ってから乾燥する工程で込み合っているのと、仕上がった後に毛玉取りやホコリ取りで多大な時間がかかっています。
洗うだけや毛玉を取るだけならこなせるのですが、両方ともバランスよくやらないといけないので、仕上がりが遅くなってしまってご迷惑をおかけする事になってしまいました。
もともとが少数精鋭で、手間暇かけてやっている仕事なので、一つ遅れると他の仕事にも影響が出てしまいます。
集配のお電話も多数いただいておりますが、現在3日ほどお待ちいただいている状態です。
本当に皆様にご迷惑をかけしております。m(__)m
ここ数年、集まる品物が変わってきているのも原因の一つです。
糸が細くなっているので、着心地はとてもいいのですが、反面、熱や水分の影響を受け易い物が多くなっています。
なるべく元の状態に近づけて、劣化を防ぎつつ洗うとなると、集中して仕事をしていかないといけません。
大量生産では到底こなせるような品物でなくなってきているんです。
たかがクリーニング、されどクリーニングです。
他のクリーニング屋さんは知りませんが、当店のクリーニングはお客様が着た時に喜んで頂けるようなクリーニングをするために、頑張っています。
そのために、お時間をかなりいただく事もあります。
本当にご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。
投稿者 boribori : 23:22 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月08日
ここ数日、スパムがひどいんです。
ここ数日、スパムがひどいんです。
それも、一伸ドライクリーニング店のアドレスの方から。
今までも、スパムは結構きていました。
しかし、それらはほとんどがプライベート用のアドレスで、懸賞に送ったり登録に使っていたりとしていたもので、スパムが来るのは半ばあきらめていたものだったんです。
しかし、今回のスパムはそういう意味では穏やかな話ではありません。
一伸ドライクリーニング店のアドレスは、HPで公開をしていますが、それ以外はお客様とのやり取りでしか使用していないんですね。
つまり、懸賞等の登録には一切使っていないんです。
それが、山のようなスパム。
お客様との連絡用に、アドレスの公開は必須です。
しかし、もし、HPに公開されているアドレスが、このようなスパムの対象になるというのなら、ちょっと困ってしまいますね。
その都度、セキュリティソフトで、スパムの設定をするのですが、ほぼ毎回アドレスを変えてくるので効果はなし。
一度に数十通も来ますからたちが悪いです。
今までは、営業のメールが主だったので、みんな頑張っているな、位しか思わなかったんですが、アダルト系のメールばかり来る様ではねえ・・・。
すこし、度が過ぎているような気がします。
一番困るのは、お客様を装ったり、友達を装ったりするメール。
間違って削除しそうになった事もしばしばあります。
本当に、そういうのだけは勘弁して欲しいですね。
投稿者 boribori : 23:05 | コメント (2) | トラックバック
2006年05月07日
実家へ送っている。
今日のお休みは、家族バラバラでした。
父は所用でお出かけ、私は上の子と遊びにお出かけ、母と下の子はよみうりランドの丘の湯で温泉三昧、嫁さんは家で・・・・・、といった感じです。
午前中に母と子供をよみうりランドの丘の湯へ送っていったんですが、イメージで遠いような感じでいたんですが、近いんですよね。
うちの前から、25分弱です。
道路も太いですし、空いているし、気軽に行くことが出来ます。
しかも、駐車料金が只。
200台分の駐車場があるのですが、安心して停めることが出来ます。
温泉もこの周辺からするととても割安だし。
いい感じのようです。
夕方、母と下の子を迎えに行って話を聞いたんですが、温泉で女の人と一緒になって話をしたんだそうです。
そこで、クリーニング屋さんの話になったらしいのですが、どうも実家へ送っているようなんですね、クリーニングする品物を。
実はこのような話はよくあることで、割と服を大切にする方に多く見られるような気がします。
近くのクリーニング屋さんで失敗されたとか、恐くて出せないとか。
そこで、実家の親御さんが出している所なら間違いがない、と言うことでわざわざ送るらしいんです。
良いクリーニング屋さん、なかなか見つけることが出来ませんよね。
引越しをして、まずクリーニング屋さんを探すという方もいらっしゃるほどです。
いぜん、当店へ来たお客様の中には、引越しをする前にクリーニング屋さんを見つけてから、その周辺へ引越しをする、と言う方もいらっしゃいました。
服を大事にしている人にとっては本当に大事な問題なんですね。
母と会ったこの人も、きっと服を大事にされているんでしょう。
当店のお客様の中にも、遠く引っ越されても、宅配便で送ってくださるお客様がいらっしゃいます。
また、お車で数時間かけてお持ちになるお客様もいらっしゃいます。
引っ越された先に、良いクリーニング屋さんが見つかるのが一番なんでしょうが、なかなかそうもいかないようです。
嬉しいのが半分、クリーニング業界としてはどうなんだろう?と言うのが半分・・・。
そろそろお客様に分り易い、良いクリーニング屋さんの基準を作る時期かなあと思います。
今、そんなものが出来ないか、複数のクリーニング屋さんに声をかけていますが、あまり良い返事をいただけません。
理由は色々とあるようです。
この手の話はタブーとされて来ました。
答えを一つに絞るのが困難だからです。
一つに絞らなくても良いと思うんですが、二の足を踏むんですよね・・・。
気持ちで負けちゃいけないな。
投稿者 boribori : 23:14 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月06日
いまさらながら、インフルエンザだったのかも???
先日、風邪を引いて大変だったと書いたんですが、どうも風邪じゃなかったようで。
今日、休み明けの配達へお客様の所へお伺いした時に、インフルエンザが流行っているらしいというお話しを聞きました。
職場の皆さんも、同じような症状で長く休んでいる方が多いらしいんです。
しかもその後、同業の友達から電話が入り、風邪の話をしていると、やはり二週間ほど前から小学校でインフルエンザが猛威を振るっていたらしいんです。
インフルエンザといえば、高熱ですよね。
私は熱は微熱で大した事が無かったんですよ、
だから、インフルエンザだとは思いもしませんでした。
ところが、どうも熱があまり高くならないインフルエンザがあるらしいのです。
他の症状は同じ。
体の節々が痛くて、目が充血して。
今、うちの母がこの状態。
うーん、分らないもんですね、病気って言うのは。
お医者さんもこの時期なんで、インフルエンザとは思いもしなかったんでしょうか。
そりゃ長引くわけです。
休み明けの仕事は、いつもお客様とのお話から始まりますが、今年は病気の話が多かったです。
やっぱり流行っているのかもしれませんね。
皆さん、お体には十分お気をつけくださいますように・・・。
このお休み中に、クローゼットの中を整理したという方もいらっしゃるようです。
そろそろコートとか出していいかしら?と言われます。
どうぞお持ちください。(^.^)
またお電話ください。
取りにお伺いもしています。
いつも忙しそうにしているからと気を使われるようで、本当にありがたい事ですね。
今年はまだまだ余力が残っていますので、ご安心を。
週明けお待ちしております。m(__)m
投稿者 boribori : 23:38 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月05日
道路が空いている・・・。
※ 4、5日とお休みを頂いております。6日(土)は営業をしておりますのでもうしばらくお待ちください。
連休二日目です。
明日から通常の営業に入りますので、今日で連休は終わりという事になります。
今年は、家族全員がどうも風邪にやられていたようで、休みはほとんどどこも出かけられずにいました。
子供からの感染は恐ろしいです・・・。
私は何とかよくなってきましたが、他の家族がダウン。
何で一気に広まらないで、一人一人かかっていくんでしょうか。
不思議です。
今日は、子供を連れてくらやみ祭りへ行こう、と話をしていたんですが、当の子供がお母さんと一緒じゃなきゃ嫌だとダダをこねまして、仕方なく、お昼ご飯を食べにそば屋さんへ。
いつもお世話になっているよし木さんです。
いつも通り、おいしいおそばとかき揚げと、出し巻き卵を頂いてまいりました。
せっかくの連休ですが、こうして営業をしてもらうと本当に助かります。
お休みの最中もこうして働いてくれる方がいるから、楽しめるんですよね。
感謝です。
実はよし木さんへ行くまでにぶらぶらと上の子を連れてドライブをしていたのですが、道が非常に空いているんです。
大國魂神社周辺も、午前中だったために、それほど混んでいないし、それ以外の道は恐ろしいほど空いています。
まるでお正月みたい。
みんなどこへ行っちゃったんでしょうかね。
お祭りだから車で出かけてないのかな?
いつもこれくらいなら配達楽だなあなどと思いつつ帰ってまいりました。
帰ってきてからものんびりとゆったりと時間は過ぎていきまして、今年のG.Wは終了です。
明日からいつもの毎日が始まります。
水曜日にかなり品物が集まっていますから、それらの整理からですね。
そしてどんどん洗っていかないといけません。
明日は気合入れていかないと、気持ちが負けちゃうな。
気合い入れて頑張ります。
投稿者 boribori : 23:49 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月04日
休みになると・・・。
※ 4、5日とお休みを頂いております。6日(土)は営業をしておりますのでもうしばらくお待ちください。
今日から連休です。
せっかくのお休み、何をしようかな?と昨晩考えていると、家族からこんな申し出が。
咳がひどいので早く治しなさい!
風邪を引いてから、咳が治らないんです。
今年は長引きますねえ、本当に。
という事で、今日は私以外はみんなお出かけです。
私はというと、とにかく寝ているのが今日の仕事。
遅めの朝ご飯を食べて、布団に入って休み、気が付くともう五時。
本当に一日休ませてもらったんですが、咳が収まらないんです。
何をすれば治るんでしょうか、誰かいい方法知りませんか?
休んでいろと言われても、なかなか頭の中までは休んでくれないものです。
色々と問題もありましたし、考えたい事もあったもので、ゆっくりじっくりと考えていました。
その中の一つに、とても身近にいた人の悩みがありました。
たまにふらっとうちに来るんですが、仕事で悩んでいたり、対人関係で悩んでいたり。
人の悩みって、実は自分に近いものがあったりするんですよね。
ここ数年、悩んでは開き直り・・・と繰り返し、また今悩んでいるみたいです。
そろそろ別の解決方法を探ってもいい頃かな?なんて思っていましたが、こればっかりは本人が納得しなければ次へすすめません。
どんな簡単な解決方法でも、悩みを感じている本人が納得できなければ解決は出来ないと思うんです。
不思議な感覚なのですが、その人に対して私は問題が解決して欲しいとは思わないんですね。
その問題を糧にして、もう一歩進んでもらいたいと願っています。
それができる人間だし、その事を周りも望んでいる。
だから、期待が大きくなるんだと思います。
期待されるのは辛いし、大変でしょう。
でも、期待されないのはもっと辛い。
今は生みの苦しみで、乗り越える事でもっと強くなれる気がします。
頑張って欲しいな、と思いつつ、でもここは読まないだろうな。(笑)
休みの日は色々と考えるものです。
投稿者 boribori : 23:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月03日
お休み前は宅配ラッシュ
今日は祝日ですが、営業をしていました。
明日から4、5と連休を頂くために、一生懸命お仕事です。
お休み前は宅配クリーニングが忙しくなります。
忙しくなるのは、主に定期ルートで回っている会社関係。
休み無く働いている会社もありますので、そういうところにご迷惑をかけないように、早めに納品にあがります。
今日も午前中に、急ぎで仕事をし、午後から調布の方へ行きました。
G.Wは府中周辺が非常に混みます。
くらやみ祭りがあるからなのですが、甲州街道、旧甲州街道周辺は大変ですね。
この時期調布方面へ行く時は、競馬場脇の道路を通って品川通りに入り、調布へむかいます。
府中駅周辺以外の道路は、全然空いていますので快適です。
ぱぱっと用事を済ませ、1時間で帰って来ました。
途中、甲州街道沿いにある、布田の國領神社で、藤の花を見ました。
ここは千年乃藤と呼ばれているほど見事な藤が咲くので有名なんですが、もう見頃なんですね。
連休中、行って見るといいと思います。
最近のG.Wはスーツを一休みするためにちょうどいいんでしょうね。
急ぎのクリーニングがたくさん入って来ました。
夕方までに来たものは仕上がっていますが、その後のものは土曜日です。
まだ、明日からの連休をどうしようか考えていませんが、ゆっくりしたいと思います。
投稿者 boribori : 23:16 | コメント (2) | トラックバック
2006年05月02日
魔法のバッグ
宅配クリーニングでお伺いする時に、私が小脇に抱えているバッグを見て、皆さん不安になるようです。
今日はたくさん出すものあるのに、それで入るの?といつも言われてしまいます。
ところがところが、私がいつも持ち歩いているバッグかなりの量が入るんです。
いつも持ち歩いているバッグは二種類。
紺色のバッグとオレンジ色のバッグです。
紺色のものは他のクリーニング屋さんでも使っているかもしれません。
このバッグ、くるくると巻くことができるので何も入れてないときは非常にコンパクトなんですね。
ところが、広げてみるとビックリするほどの大きさなんですよ。
今日もお伺いしたお宅で、30点ほどの衣類が出て来ました。
コートからスカート、セーター、シャツまで。
クローゼットの中の物ほとんど出してきたとおっしゃっていたんですが、毛布二枚以外、すっぽりと入ってしまうんです。
これにはお客様もビックリ。
オレンジのバッグの方は紐を引っ張ると閉まるので落下防止にもなります。
ご家庭の主婦の方が見ると、非常に欲しくなる逸品ではないでしょうか。
実際、うちでも仕事以外でも大活躍です。
持ち運びは小さくて済むし、いざ使おうとすると大容量だし。
まるで何かのキャッチコピーのようですね。(笑)
このようなバッグは現在、クリーニング屋さん以外では使われていないんでしょうか。
他の業種、一般家庭など、幅広く活躍すると思うんですけどねえ。
一般の方で、欲しい方いらっしゃいますか?
もしいらっしゃるなら、ぜひ一度ご相談ください。
取り寄せますよ。(笑)
投稿者 boribori : 23:49 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月01日
セーターの毛玉取りに苦戦中・・・。
何とか今日一日しのぎました。
今日は物凄く暑かったですね。
府中では30度を超えたらしいです・・・。
ゴールデンウィーク中なので、NECもお休みですし、街の中は閑散としています。
なんか不思議な感覚です。
現在、セーターやカーディガンなどが遅れています。
原因は、毛玉取りに時間がかかるため。
今年はかなり寒かったですからずいぶんと着用されたんだと思います。
去年と比にならないくらいの毛玉の量です。
洗っても毛玉は取れませんから、全部手作業で取り除いていきます。
しかも、簡単に取っていいものではないから苦戦するんですね。
関係なく取るのなら簡単なんです。
しかし、生地の強さもありますし、性質もあります。
当店では毛玉を取るのに、数種類の器具を使い分けているんです。
むやみに取って糸が出てこないように、また、取った後にきれいになるようにしています。
毛玉を取ると本当に新品のように見えますね。
逆に毛玉をつけたままだと、古着っぽくなってしまって着るのが嫌になってしまうでしょう。
仕上がった衣類、一着一着見ながら毛玉を取って包装をしているので、物凄く時間がかかっています。
お待ちのお客様には大変ご迷惑をおかけしております。
もう少々お待ちください。m(__)m
毎年毎年、衣類の状況が違うから、作業も変わってきます。
今年は毛玉取りが多い年のようです。