« おちさんとランチ | メイン | 鬼になるジュース »
2006年02月27日
雨に濡れた時は?
カシミヤクリーニング.COMにお問い合わせが来ました。
昨日の雨で、カシミヤ100%のコートfが濡れてしまったのですが、どうしたら良いでしょうか?と言うお問い合わせです。
雨に濡れた時の対処法は、以前ここのブログでも書きました。
濡れた素材によって注意するポイントが変わってくるのですが、今回はカシミヤ。
基本として、乾かす事が必要です。
濡れた状態で洗ったりなどは出来ませんので、ハンガー等にかけてとりあえず干してください。
乾燥機の使用はダメです。
ウールやカシミヤ、アンゴラなどは濡れた状態で温度をかけ、揉むと、縮みます。
フェルト収縮と言うんですが、生地がギューっとフェルト化するんですね。
ですから、そのままの状態で吊るして干すのが一番です。
乾くと、表面がでこぼこになっていると思います。
これはプレスをすることで綺麗になるのですが、ご家庭ではちょっと荷が重いでしょう。
また、雨に含まれている排気ガスなどで汚れているでしょうから、クリーニングをするほうが良いと思います。
さて、今回のお問い合わせの中で、クリーニングについての心配があるようでした。
主に心配する点は以下の通り。
・ 艶がなくならないか?
・ ごわごわにならないか?
カシミヤ独特の艶は、非常に良いですよね。
これがなくなってしまうのが嫌なのは良く分ります。
ごわつきも嫌ですね。
きっとこのような経験があるのでしょう。
このような状態になってしまうのにはいくつかの原因が考えられます。
どこのクリーニング屋さんでもなるものではなく、技術的に劣っているお店や、設備の問題でそうなってしまうお店など様々です。
脱脂力の強いドライクリーニングをするとパサパサになってしまいますし、乾燥機の使い方でもなります。
洗い方でもなりますね。
しかし、これらはすべてクリアーできる問題です。
カシミヤに合った溶剤で、カシミヤにあったクリーニングをし、カシミヤに優しい乾燥をして、カシミヤの風合いを保ちつつ仕上げをする。
そうすると、艶もなくならず、パサパサごわごわにならないでクリーニングが出来るのです。
今回お問い合わせのお客様が当店をご利用してくださるか分りません。
しかし、違いを理解して頂いて、きちんとクリーニング屋さんを選んでくれたのなら、それで良いと思います。
クリーニング屋さんはどこも一緒ではありません。
きちんと選ぶ事が重要なんですね。
いつでもお問い合わせください。
ご説明します。
投稿者 boribori : 2006年02月27日 23:15
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.idcg.jp/blog/mt-11921-tb.cgi/435