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2006年02月13日

アイロンをかけるのは難しいですよね。

今日はアイロンの話。

ここのブログにコメントを寄せて頂きまして、アイロンが難しい~、苦手だ~、と言う言葉に、うなづいていました。

このブログの中でも、アイロンのかけ方を書いたことがありますが、家庭でのアイロンはとても大変だと思います。
皆さんは家庭でのアイロンが何故難しいか?その理由は何だと思うでしょうか?

アイロンが違う?家庭のでは軽いから?蒸気の出る量が違う?

おおよそこんな所でしょう。
でも、実際は違うんですね。

もし私が、プロ用のアイロンを使って一般家庭でYシャツをアイロンかけて!と言われたら、おそらくお断りします。
しわを取ったり伸ばすのが大変だからです。

プロのアイロンを使うのに何で大変なの?とお思いでしょう。
実は、きれいに伸ばすためにはアイロンの他にもっと重要な物があります。

それは、アイロン台。

一般家庭で使われているアイロン台と、私たちが使うアイロン台は決定的に違う物があります。
それは、私たちが使うアイロン台はバキュームがついていて蒸気や熱を下から吸い取るんです。

これが非常に重要。

しわを伸ばすと言う仕組みは、実は髪をセットするのと似ています。
湿らせて柔軟性を出し、熱をかけて軽くセット、冷たい風で固定する、と言った流れですね。
衣類のアイロンがけもこれと同じ。

霧吹き機で水をつけてしなっとさせて、熱で伸ばします。
そして、バキュームで粗熱を取って固定します。

最後のバキュームでの熱取りをしないと、一見延びているように見えるんですが、持ち上げるとしわになってしまいます。

一般家庭で使われているアイロン台にはこのような機能はありませんから、もし私たちがやるとすると、アイロンをかけた後に、そのまま放置をして熱が取れるまで動かさないようにします。
そして生地を動かして、同じように繰り返す・・・・・、Yシャツ一枚物凄い時間がかかってしまいますね。
しかも、熱で蒸気になった水分はアイロン台に吸収されます。
すると、アイロン台が湿っぽくなってしまい、仕上げたはずの衣類に水分が戻ってしまうのです。

やはり、難しいですねえ。

昔ながらのやり方で干す時に、手で叩きながら干してもシワが残ります。
やはりアイロンがけは必要になってしまいますね

ここでちょっと考えて欲しいのですが、Yシャツのクリーニング代は高いのか?どう思いますか?
家庭で仕上げるのがとても大変なYシャツ。
どんなに上手な主婦の方がかけても一枚8分ほどかかるでしょう。
しかもそれほどきれいには伸びてくれない・・・・・。

かたや、クリーニングに出すと、お店にも寄りますがきちっとプレスされて帰ってきますね。
値段もピンきりでしょうが、下は100円、上は私の知っているところで500円と言う所があります。
機械化されたといっても、Yシャツを仕上げるためには多くの人の手を必要としています。
昔はラーメンの値段とYシャツのクリーニング代が同じと言われていました。
そう思うと、今のクリーニング代は、そう高くはないと思うのです。

今は共働きでちょっとの時間も惜しい人が多いですし、専業主婦もやらなければいけないことが沢山あります。
クリーニング屋さんを利用して時間を買うと言う考えもありだなあと思ったりしますよ。

全部出すのは確かに大変、でも本当に大変な物は任せちゃって時間を作った方が賢いと思います。
それがYシャツだったりスーツだったり人それぞれだと思います。
上手にクリーニング屋さんを活用してくださいね。

投稿者 boribori : 2006年02月13日 23:50

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コメント

いつも楽しく拝見させて頂いています。
ワイシャツの洗濯・アイロン(またはクリーニング)は、
サラリーマン家庭では避けられないのことなので、とても興味深いです。

我が家は全て自宅でしています。
その日の洗濯物はきちんと翌日朝には洗っていますし、
襟・袖には専用洗剤を塗っているのですが、すぐに黒ずんでしまいなかなか消えません。
本当に難しいですね。

結局、質より量となってしまって、
リーズナブルな価格のものを、短期間サイクルで捨て換えています。
襟袖以外は綺麗なのに勿体ない話ですが、襟袖が汚いのはやはり見苦しいので。

おっしゃる通り、最近はワイシャツクリーニングは大分安いですし、
ワイシャツクーポン券などもあって結構お得なので、
クリーニングに出すことも考えたのですが、実家の母に、
「形態安定シャツはクリーニングに出すと縮むから駄目よ」と言われました。

ならば、今後は形態安定でないワイシャツを買い、
クリーニングに出して長く大切に着るようにしていこうかとも思ったのですが、
最近、「形態安定ではないワイシャツ」ってなかなか売っていないんですよね。
私がたまたまそういうお店ばかり見たのかも知れませんが、
探しても探しても、当たり前のように「形態安定」「ノーアイロン」の表示があって。

ということもあり、先日も形態安定シャツを購入。
なかなか変更できないワイシャツ洗濯事情です。

くだらない話で失礼しました。
これからもブログを楽しみにしています。

投稿者 はるか : 2006年02月14日 17:37

お世話になってます
ブログやられてたんですね。
今度トラックバックさせてもらいます^^
確かにワイシャツ1枚仕上げるのに
タタミ仕上げで5人、ハンガー仕上げで3人、
もし手仕上げならプロでも平均約10分弱はかかりますし。
時間が無い人は『時間をお金で買う』といったところなんでしょうね。うちのお客様はそのような方が多いです、いわゆるDINKってやつです。

投稿者 イフクリ店長 : 2006年02月14日 22:32

はるかさん、コメントありがとうございます。

ブログ私も読ませて頂いております。
年も私と近いし、出産の事など、とても興味を引きますね。

家庭での洗濯、皆さん本当に苦労されていると思います。
そして、洗濯やクリーニングに関しての噂は沢山ありますね。
当たっているものから違う物までいろいろあるので、一般の方は混乱してしまうのではないかと思います。

ここでは、その誤解をなるべく解けるように書き込みをしていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿者 boribori : 2006年02月15日 21:02

イフクリ店長、ごぶさたです。

ブログやってたの知らなかったでしたっけ?
このブログはあくまでも一般の方向けに書いていますので、業界の人には告知していなかったからなあ。

ぜひトラックバックしてくださいな。

Yシャツの仕上げに関して、詳細ありがとう。
そう、簡単そうで実は物凄く手間がかかっていると言う事が少しでも伝わってくれれば嬉しいですね。

投稿者 boribori : 2006年02月15日 21:04

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