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2006年02月11日
この時期の土曜日、急ぎを受け付けてもらえない理由
最近、土曜日になると急ぎのスーツなどが多く持ち込まれます。
まずお店をのぞき、そ~っとお店に入ってきて、ここはここですべて仕事しているんですか?と聞かれるんです。
もちろんしていますので、ざっとお店の中を見てもらいまして、機械が入っている事を見ていただきます。
なぜ、このような質問をされるかと言うと、他で急ぎを断られてくるからなんですね。
大抵、断るお店は受付だけで工場は別。
今からじゃ間に合わないと言ったところでしょうか。
工場併設のお店ならやってくれると言う判断なんでしょうね。
しかし、この時期は工場併設している所でも出来ない事があります。
そもそも大きい工場だって毎日仕事をしていれば急ぎに対応できるはず!と一般の方は思いますよね。
でも、出来ないんです。
その理由は、クリーニング屋さんの特殊な需要に関係があります。
クリーニング屋さんは一年中仕事があるわけではないんですね。
一番仕事が多いのは、春から夏の入り口にかけて。
衣替えの時期が一番多いんです。
一番暇なのが、この時期、衣替えまでの時期となります。
他の業種の場合、いくら暇と言ってもそんなに差はないだろう?と思うかもしれませんが、クリーニング屋さんの場合はその差が極端なのです。
繁忙期と呼ばれている衣替えの時期は朝早くから仕事をして夜遅くまで仕事をしていても全然終わらないのに対して、閑散期と呼ばれるこの時期は人が足りている大きい工場などでは、2時間ほどで仕事が終わってしまうこともざらにあります。
そんな時期ですので、この時期は土曜日や日曜日は受け付けは営業をしていますが工場は休んでいると言う所が多いんですね。
だから、急ぎが受け付けられないと言った事になります。
これは大きい工場だけの話ではなく、小さいところでも同じように機械を止めてしまう所は多くあります。
スーツ1着でもボイラーに火をつけたり電源入れたりとコストが物凄くかかるためです。
しかし、だからと言って心配する事もありません。
閑散期でも普通に仕事をしていて受け付けてくれるお店も数は少ないですがあります。
当店も、その数少ないお店の一つであります。
府中市近辺のクリーニング駆け込み寺のようになりつつあります。(笑)
最近はネットで調べてきたと言って遠く調布から来る事も。
困っている人は沢山いらっしゃいますね。
困っている時はお互い様です。
ぜひ、ご相談くださいね。
投稿者 boribori : 2006年02月11日 23:27
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