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2006年02月02日
オシャレ着用の洗剤はどこが違うのかな?
洗剤つながりです。
よくおしゃれ着用の洗剤といって売られていますよね。
最近では、ドライマークが洗える洗剤、と言った方がわかりやすいでしょうか。
この洗剤と普通に使っている洗剤とでは何が違うのでしょうか?
縮み防止成分が入っているとか?一般の方にはそんな印象かもしれません。
このおしゃれ着用の洗剤は、中性洗剤を使っています。
普通に使っている洗濯洗剤はアルカリ性です。
汚れを落とすのなら、アルカリ性の洗剤の方が落ちがいいんですが、中性洗剤を使っているんですね。
その理由はアルカリに弱い衣類を洗うためなんです。
オシャレ着にはウールやシルクなど動物性の繊維が多く使われています。
この動物性の繊維がアルカリに弱いんですね。
これらを洗うためには中性でないといけないんです。
そこで、中性洗剤。
台所用と同じです。
もちろん台所用とまったく同じと言うわけではなく、中性洗剤のほかに縮みを防止するためにシリコンを入れてあったりと助剤と呼ばれる洗浄を助ける薬剤も含まれています。
アルカリ性の洗剤は結構使う範囲を選びます。
綿製品で白い物とか、油汚れギトギトの作業着とか。
ドライマークが洗える洗剤が出始めた頃は、そんなもの買わずに中性洗剤を使えばいいんだよ!と言うクリーニング屋さんが結構いましたが、今ではあまり言わなくなっていますね。
それは、縮み防止成分のシリコンが非常に優れているからです。
よく研究されていると思います。
しかし、そこはやはり水洗いです。
いくらよく作られていると言っても、問題点も多くあります。
腰がなくなってしまったり、物によっては色が出てしまったり。
洗う事が出来ると言っても、きちんとしているかどうかは別物です。
実際、ご家庭でセーターを洗って、ヨレヨレになってしまって着れなくなってしまったと言うお客様が年に何人も出てきます。
その都度お預かりして、洗いなおして仕上げなおし、修正してお返しするのですが・・・。
きちんとした仕事をしているクリーニング屋さんをご利用の方には、自分で洗ったものは着るのは難しいようです。
逆に、適当なクリーニング屋さんをご利用されている方からすると、ご家庭での洗濯の方がきれいになることも多くあります。
ここが、クリーニングの良くない噂の元になったりするんですね。
クリーニング屋さんの良くない噂、しっかりとした仕事をしている業者さんが止めないといけないですね。
投稿者 boribori : 2006年02月02日 23:03
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