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2006年02月01日

何故洗剤を使うのか?

洗濯では必ず洗剤を使います。
最近は、環境にやさしくと、セラミックを使った洗濯ボールや洗濯リングと呼ばれるものが売られていまして、これらを使えば洗剤は必要ないといわれていますが、実際はそうでもない様で・・・。

何故洗剤を使うのか?

汚れを落とすためなのですが、そこにはちゃんとした意味があるのです。

汚れには種類がありまして、水に溶けるタイプの汚れと油に溶けるタイプの汚れ、どちらにも溶けないタイプの汚れと大まかに分けて3種類あります。

家庭での洗濯は水洗いですから、水に溶けるタイプの汚れはそれだけで汚れが落ちてしまいます。
問題は、油で溶ける汚れ。
皆さんご存知のように、油と水は混ざらずに分離をしてしまいます。

相性の悪い汚れを水で落とすにはどうするか?

ここで登場するのが洗剤です。

洗剤は界面活性剤と各種助剤で構成されています。

界面活性剤とは、相反する物の仲立ちをしてくれるとても便利な物です。
洗濯においては、油の汚れと洗濯水の間に立ってくれて、お互い混ざりやすくしてくれます。

この界面活性剤のおかげで水で洗っても油汚れが落ちるのです。

そして、界面活性剤のほかにもいろいろな物が入っています。
アルカリ側に保つ助剤だったり、色を鮮やかにするために蛍光剤が入っていたり、アルカリでも効果のある酵素なども入っていたりしますね。

これらがうまく絡み合って複合的に汚れを落としています。

洗剤は汚れを落とした後も、その汚れが衣類に再付着しないように抱え込む役目もしてくれているので、洗濯には欠かせないんですね。

洗剤の働き方を知っていると、使い方も微妙に変わってきます。
油汚れがひどい物は、油に強い洗剤をちょっと多めに入れればいいし、油系の汚れが少なければ洗剤も減らせて環境に貢献できるでしょう。

何気なく使っている洗剤の働き。
知って置いて損はないですよ。

ネットで検索すると、洗剤の働きをイラストにしてくれているサイトもあると思います。
一度検索してみてくださいね。

投稿者 boribori : 2006年02月01日 23:58

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