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2006年01月29日
子供服を選ぶ時は考えてくださいね。
昨日、子供服の話を書いたので、話題を続けてみたいと思います。
子供服を選ぶ時、皆さんはどのような基準で選びますか?
値段もあるでしょうし、成長を踏まえたサイズで選ぶでしょう。
また、デザインもありますよね。
素材で選ぶ人もいますね。
いろいろな事を考えて選ぶと思うのですが、こういうこともあるので知っておいて欲しい事があります。
それは、繊維に火がついたときの違いです。
どういう事かと言いますと、繊維は素材によって燃え方が違うのです。
勢いよく燃える物もありますし、火がつかないで溶けるものもあります。
繊維の特長によって危険がまったく違うんですね。
たとえば、綿や麻などの植物性の繊維は火をつけると燃えます。
特に綿の場合は、ビロードですと火がついてから一瞬で全身に火が回ってしまうのです。
アメリカの映画の女優さんが着ているようなガウンを想像してください。
これは起毛した繊維の中に酸素が含まれていて一瞬で火が回ってしまいます。
起毛されている綿製品は注意が必要です。
また、ナイロンなどに火をつけると溶けてしまいます。
これがかなり厄介で、高温になって溶けるため、皮膚に物凄い火傷を負ってしまいます。
これはナイロンが溶融加工と呼ばれる技術で作られているからなんですね。
溶かして繊維にしているので、温度をかけると溶けてしまうのです。
子供に迫る危険は私たちの想像をはるかに超える時があります。
繊維の特徴や危険性を覚えておくと、こんな時にはこの服はやめておいた方がいいかな、と言う選択も出来ますね。
もちろん、逆にこういう時はこの素材を着せておいた方がいいというものもありますし。
奥が深いですね。
投稿者 boribori : 2006年01月29日 17:09
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