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2006年01月14日
久しぶりの雨は土砂降り
久しぶりの雨です。
東京周辺はここずーっと雨も降らず、もちろん雪も降らず、とても乾燥していました。
そのせいか、やたらと火事が多いような気がしませんか?
消防車のけたたましい、サイレンの音を去年からずいぶんと聞いています。
皆さん、火の元には十分お気をつけください。
この雨でいくらか湿度が戻ってくると、風邪も流行らなくなるかもしれませんね。
湿度はなさ過ぎても困りますが、ありすぎても困ります。
適当がちょうどいいんです。
この湿度が関係して、衣類の縮みを引き起こす事があります。
今回は製造の段階での話です。
糸を作ったり、生地にしたり、服を作ったりする段階でも湿度はとても重要です。
今は外国で生産する事の方が多いのですが、場所によっては縮みやすい服が出来てしまう事も。
原因は湿度が低いせい。
湿度が低いところで糸を作ると、カラカラの生地が出来上がります。
生地を作る時や糸を作る時は、引っ張って作るので、乾燥状態でセットされてしまうんです。
そのカラカラの生地が日本にやってくると、まず空気中の水分を吸います。
その吸った時が問題。
製造時の引っ張った状態は正常な状態ではないので、水分を吸うと元の状態に戻ろうとします。
結果、服が縮むんです。
空気中の水分で縮むのはもちろんかなりひどい品質での話ですが、クリーニングしていて縮みとして現れる事もあります。
このように製品に問題があるケースもあるのですが、クリーニングで縮む事もあるので、なかなか判断がつきにくくなります。
クリーニングで事故が起きた時に、本当にクリーニングに原因があったのか、別の要因があったのかは、すぐには判断する事は出来ません。
一つ一つ、検証しながら答えを見つけていくしかないんですね。
クリーニングが難しい理由の一つです。
衣類も人間も、適当な暖かさで適当な湿度で暮らして行けると楽でしょうね。
最近の日本は、厚すぎて雨が降ると土砂降りで・・・。
熱帯雨林気候にでもなっちゃったんでしょうか。
私は普通に四季のある日本が大好きです。
投稿者 boribori : 2006年01月14日 23:31
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