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2005年12月17日
偽装ではないと思いますが・・・。
最近、マンションの構造設計の偽装が取り沙汰されていますが、衣類にも似たようなことがあります。
これは以前当店であった本当の話。
とある業者さんが、お客様から皮のジャンパーを預かったのでクリーニングして欲しいと持ち込まれました。
この人、クリーニング屋さんじゃないのですが、近い商売をしていてお客様からクリーニングのご依頼を受けるらしいです。
女性物のジャンパーで、色は黒。
前のほうにはヒダがあってしっかりしたジャンパーです。
早速検品していると、色がおかしい・・・・・。
黒が紫になっているんです。
もしかして焼けたのかな?と思いました。
染色は日光に弱いんです。
私の友達が半年間、窓のカーテンレールに豚皮のジャンパーをかけていたら、日があたっていた所が見事に色が抜けていました。
今回もそれと同じかな?と思っていると、ちょっと違うのです。
表のほうは真っ黒。
多少汚れはあるものの、変化はありません。
色が違うのは、襟の後ろとかヒダの隠れている所とか。
日光もあたっていない所が変色するのはおかしい、と言う事で、以前クリーニングしたことがあるか、どこで購入されたか、聞いていただくことにしました。
まだ一度もクリーニングしておらず、購入した時期は10年程前でそんなに着用はしていないとの事。
買ったのは外国だったとか。
ふむふむ、どうやら変色の可能性は少ないような気がします。
別に原因がありそうです。
その後、色々と観察していると、裏側も黒ではない事が判明しました。
もしかして・・・・・???・・・・・!!!
実はですね、この商品の本当の色は紫だったんですね。
で、後から黒に染め直したんでしょう。
表面だけ染めたので、ヒダの裏側や襟の裏などは染色しなかったんだと思われます。
よくあることではないですが、このように販売する前に手を加えられる事はあります。
それがきっちりとした仕事であるなら問題は無いのですが、このように中途半端な仕事だったり、きちんとした仕事をされていなかったりすると、クリーニングや着用中に問題が起こることがあります。
しかも、商品がおかしいとは思いませんからなかなか判断できない事が多いんですね。
他に、気付きにくい事例として、服を作る時に生地をまっすぐ取る事が出来なくて、ちょっと斜めにカットしてアイロンでまっすぐ矯正したりすることがあるようです。
作る側もなるべく一枚から多くの生地を取りたいですから、多少の無理はしてしまう事があるらしいです。
で、元が斜めですから洗うと生地がよれてしまいます。
でもこれは普通の人には分らないですよね。
なんかこの服着づらいな?くらいの感覚でしょう。
中には本当に悪質なケースもあるのですが、それはまたいずれ書きましょう。
飛びぬけて良い商品でなくてもいいですから、しっかりした物が欲しいですね。
投稿者 boribori : 2005年12月17日 23:50
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