« ボタンを求めて | メイン | クリーニング屋さんが減っている »

2005年12月05日

自分の服をしみ抜き

昨日の晩に、スエットのズボンを汚してしまいました。

左ひざの所なんですが、かさぶたになっていまして、きっとどこかで擦っちゃったんでしょうね。
気が付いたときは、左ひざがまっかっか。
血だらけです。(-_-;)

しみの大きさで言うと、一番大きい血のしみが直径3センチくらい。
その他、5ミリくらいの血のしみがポツリポツリと周辺に散らばっています。

そのまま洗濯しても薄くなるだけですし、乾燥機で熱に晒すと落ちなくなってしまうので、朝一番しみ抜きをしました。
洗濯屋の強みですね。(笑)

自分でつけたしみですし、血とハッキリしているので今回は比較的簡単です。
しみ抜きで一番厄介なのは、どのシミか判別する事ですね。
はっきりと分れば、すぐさまそれに応じたしみ抜きをするのですが、大体が分らない事が多いので万能性の高いしみ抜きの処理をします。
その後、様子を見つつ、高度なしみ抜き処理へと移るわけです。

しみ抜きをはじめて5分ほどできれいに落としました。
落とした後は、水洗い。
洗いあがった後に、再度しみの確認をしてから、乾燥へ。

この時点で血が残っていたら再度しみ抜きをします。
血のしみは、熱がかかってしまうと落ちにくくなりますから、落ち切るまではなるべく熱を加えないようにします。

良くお客様に、しみがついたらどうすればいいですか?と聞かれます。
その時の答えは大体決まっていまして、何もしないほうがよろしい。

なまじっか、水で拭いたり何か処理してしまうと返っておちなくなることが多いのです。
ですから、落としたいのであれば、そのままお持ちいただくのが一番なんですね。

今回の私も、着いた直後は何もしていません。
血のしみは拭いても仕方ないですから、そのまま一晩放置しました。
おかげで、すっきりときれいに落ちたわけです。

何とかしたいとあせる気持ちもわかります。
でも、あせらずに一呼吸してから冷静に対処してくださいね。
冷静に考えると、どうすればいいか、自ずと分ると思います。

わからなかった時はそのままにしてお持ちください。

投稿者 boribori : 2005年12月05日 23:02

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.idcg.jp/blog/mt-11921-tb.cgi/348

コメント

コメントしてください




保存しますか?