2005年10月21日
腕が良いのと良い仕事をするのは違う
せっかくクリーニングを利用するなら、良いお店を利用したいですよね。
綺麗になって、仕上がりもよく、応対も良くて・・・・・、と言う感じが良いお店のイメージでしょうか。
ちょっとわかり辛い事を書きますが、よく読んでくださいね、(^_^;)
シミが落ちる技術を持っているのと、良い仕事をするクリーニング屋というのはちょっと違うんですね。
また、丁寧な仕上げをする技術を持っていても、良い仕事をするクリーニング屋かどうかとなるとこれも別。
なんか禅問答のようになって来ました。(^_^;)
これはクリーニングだけでなくすべての仕事に言える事と思います。
簡単に言ってしまうと、技術を持っていても良い機械を持っていても、やらなければ良い仕事にならないんですね。
ちょっとしたシミがあったとします。
でも、落とせる技術を持っていたとしても、面倒くさがって落とさなければそれは意味がありません。
仕上げもそう。
ちょっとしたシワにアイロンを乗せて、シワを取るだけでも行き届いた仕事になりますよね。
これくらい・・・・、とそのままにしておくとそれは良い仕事といえないでしょう。
難しいシミを落とす事が出来れば、それは物凄い技術だと思うんです。
立体的に仕上げる技術も凄いと思います。
でも、それは毎日当たり前のようにこなされなければ、ダメなんですね。
そして、いい仕事をする人に共通して言える事は、地味ですがコツコツと丁寧に仕事をしていると言う事です。
最高の技術を持っていても丁寧に仕事をしない人と、それなりの技術でもとても丁寧に仕事をする人とでは、丁寧に仕事をしている人の方が良い仕事をしています。
クリーニング屋さんを見つけるのに苦労する理由の一つがこれかもしれません。
大きいチェーン店でも良い仕事をする所があります。
それは、工場の指導が良いのか、仕事をしているパートさんがとても丁寧な仕事をする人なのかもしれません。
でも、人が沢山働いているのでいつも良い仕事で返ってくるとも限らないんですが・・・。
また、個人のお店で、その場で仕事をしているような所でもあまり良くない仕事で返ってくる場合もあります。
クリーニング師の資格ももっているし、長年やってきていて技術もあるはずなのに。
丁寧さの他に、仕上げづらい素材などもありますから、一概に言えないからまた混乱するのですが、クリーニング屋選びは本当に難しいですね。
腕が良いのと良い仕事をするのとは違う、この話は以前テレビで桶を作っている人が話していた話です。
腕がいいと自分の腕におごってしまい、良い仕事をしなくなってみんなやめてしまった、と言うような話でした。
名人と呼ばれていたその人は、はじめた頃は自分が一番下手で上手い職人はみんなやめていったんだそうです。
下手なりにコツコツと丁寧にやる事を心がけていたら、いつのまにか名人と呼ばれるようになったとか。
努力は花開くもんですね。
見習いたいものです。
投稿者 boribori : 2005年10月21日 23:01
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