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2005年08月29日

アイロンを上手にかけるコツ

今日は気温のわりに涼しく感じました。
そろそろ秋がやってくるのかな?
こんな感じの陽気なら、暑くても大丈夫!
やはり湿気が一番辛いですね。

当店は、受付の斜め前にアイロン台があって、そこで毎日汗かきながらアイロンをかけているわけなんですが、アイロンをかけていると、視線を感じる事があります。

どうも、お客様はアイロンがけに興味があるらしい・・・。

今は受付だけのお店が増えているので、プロのアイロンがけなんてめったに見ないのかもしれませんね。
また、自分でアイロンがけをしている人もいるでしょう。
参考にしたいのかしら?

プロのアイロンがけと一般の方のアイロンがけとでは、設備そのものが違うので同じようにアイロンをかける事は出来ません。
私達プロは、アイロン台に設置されているバキュームで余分な蒸気を吸い取って冷やしているんです。
これがあるのとないのとでは仕上がりに雲泥の差が出ます。

しかし、コツはやはりあるんですね。
アイロンがけのコツ・・・、主に二つ。

一つは、アイロンを速く動かさない事。
速く動かして何べんも往復させる人がいますが、あれはダメです。
じっくりとかけるほうが綺麗に仕上がります。

もう一つは、アイロンを持っていくほうに反対の手で生地をつかみ、生地を張りながらアイロンをかけることです。
ちょっと分りづらいですね。
想像してください。(笑)

襟にアイロンをかけるとします。
右から左へアイロンを動かす時に、そのままかけてはいけません。
アイロンを右の端に乗せた時に、左手で襟の左端を持ち、少し張りながらアイロンをかけます。
すると、小じわが取れて綺麗にかけられるんですね。

ポイントは、引っ張るのではなく、張る事。
引っ張るのと張る、微妙な違いですが引っ張ってしまうと歪んでしまうので綺麗にかける事が出来ません。

シャツなどは以上の事を注意してアイロンがけをすると上手く行くと思います。
背広やセーターなどは、これとは少しアイロンのかけ方が違うので、また今度。

アイロンがけの上手な人は、左手を上手に使います。
もし、当店へ着ていただく機会がありましたら、ぜひ私の左手を見てください。
たえずアイロンと同時に動かしていると思います。

アイロンがけは本当に大変です。
ココでも生地や素材などが大きく関係しています。
更にデザインも。

アイロン一つとっても奥が深いですね。
綺麗に着る事の難しさでしょうか。

投稿者 boribori : 2005年08月29日 23:38

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