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2005年07月26日
早く出来るのが当たり前ですか?
最近、ネットを徘徊していますと、たまに見かける物の中で、クリーニングなんて3日もあれば仕上がるだろ!と言うのがあります。
仕上がる物もあるし仕上がらない物もある、なかなか伝えきれない難しい問題です。
というのも、どこにポイント置くかによって仕上がりの速さは違いますし、また素材によっても違います。
風合い良く縮ませずしみも落として・・・、なんて言うのはちょっと無理がありますね。
私の店なら出来る!と言う人もいるかも知れません。
でも、しみの有無は別ですが風合いなどは人の感覚ですから、あてにはなりません。
実際、クリーニング屋さんに見学に行くと、本当に違いが分ります。
こんなに硬いのに気にならない?という店もありますしね。
クリーニング屋さんはどこも同じではないとココでもずいぶんと書いて来ました。
早いのを目標にしているお店、綺麗にする事を目標にしているお店、長く着続けることを目標にしているお店、クリーニング屋さんも色々です。
結局、自分の目的にあったサービスを提供しているクリーニング屋さんを見つけるのが一番の近道なんですね。
少々風合いが変わっても硬くなっても早いほうがいいという人もいます。
仕事が忙しくてなかなか休みも取れない、洗える日が一日しかないという人です。
また、綺麗にしてもらいたい、風合いの変化は避けたい、という人もいます。
どちらも間違いではありませんし、欲しているサービスでしょう。
今までは、服を見て早く欲しいのか、風合いを保たせたいのか、判断をして来ました。
ところが最近は、服を見てもどう判断して良いか迷うケースが増えて来ました。
高級ブランド服なのに、傷むほど着ている人がいる。
この人はこの服を日常着る服としているのか大切な物として扱っているのか判断出来ないというケースが非常に目立ちます。
高級ブランド以外でも、最近のちょっとおしゃれな服は糸が細く繊細な物が増えて来ました。
これはあくまでも私の考えですが、このような糸が細い繊細な洋服は、急いでクリーニングするのは望ましくないと思います。
熱の影響を受けやすく、すぐ硬くなってしまったり地詰まりして縮んでしまう、そんな事になってしまうとせっかくの服の良さがなくなってしまいます。
洋服のためにも、少し時間をかけませんか?
投稿者 boribori : 2005年07月26日 23:02
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