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2005年06月16日

無茶なしみ抜きは、被害を広げる

最近多い事例です。

お気に入りの洋服にしみがついてしまい、慌ててうちへ帰ってから洗剤などでゴシゴシゴシ・・・・・。
後は洗濯機で水洗い。

危険ですよ~。
絶対やってはいけないとは言いませんが、適当にしみ抜きをやってしまうとかえってひどい状態になってしまう事があります。

最近やってきたものでは、綿のスカートに食べこぼしのしみをつけてしまったんですが、家に帰ってから洗剤つけてゴシゴシゴシ・・・。
結果しみは落ちないで、擦った所が白くなってしまいました。

安易なしみ抜きは被害を出すだけです。
水で洗えば・・・・・とか、漂白剤をつければ・・・・・とか、安易に考えてはいけません。

しみ抜きには色々あります。

しみの種類もありますし、それによって漂白した方がいいのか有機溶剤で抜いた方がいいのか変わってきます。
また、場合によっては酵素を使う事もあるでしょう。
そして、生地の性質もあります。
綿などの製品は濡れた状態で擦ってしまうと毛羽立ってしまい返って白くなってしまう事があります。
濃い色のものほど危険です。
素材によっては漂白剤が使えないものもあります。

このようにしみ抜きは本当に千差万別。
様々な知識を動員して、しみの種類や繊維の素材などを加味しながら、作業をしていきます。

ね、簡単じゃないでしょう?

お気に入りの洋服にしみがついてビックリするのはよく分ります。
でも、安易にしみ抜きをしてはいけません。

大事な物だからどうすれば洋服にとって一番いいか?冷静になって対処しましょう。

投稿者 boribori : 2005年06月16日 23:24

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