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2005年06月09日

シワをつけないコツ

家庭用の乾燥機をお使いの皆さんにちょっとしたコツを。

シワをなるべくつけないコツです。
乾燥機でついたシワは非常に取りづらい。
それは私達プロでも一緒で、ちょっとしたコツでシワを回避し、仕上げの効率を良くするようにしています。

乾燥機に品物を入れるとき、なるべく詰め込み過ぎないようにしましょう。
理想は乾燥機の半分くらいでしょうか。
乾燥機の中でぐるぐると踊っているくらいがちょうどいい。

ここを間違って、品物を沢山いれて乾燥をしてしまうと乾燥時間が長くなるだけではなく、シワがついたまま乾燥されてしまい、アイロンがけをしてもなかなか取れなくなってしまうんです。

私達プロのクリーニング屋さんでは、洗いから仕上げまでの工程は、出口に向かうほど容量を大きくするのが鉄則となっています。
つまり、洗濯機が20キロだとすると乾燥機はそれよりも大きくするか台数を増やすかします。
そして、仕上げをする機械は、台数をもっと増やします。
そうして、ちょうどよく仕上げていけるんですね。

家庭でも同じで、洗濯機の容量と乾燥機の容量が同じでは、あまりよろしくない。
乾燥機はちょっと大き目がいいですね。

そして、注意が必要なのは乾燥しすぎない事。
生地には適度な水分が含まれています。
乾燥機で過度な乾燥をしてしまうと、その水分も取ってしまい縮みを起こしてしまいます。
この過度な乾燥に寄る縮み、直りません。
注意しましょうね。

家庭用で出来るか分りませんが、私達プロのクリーニング屋さんは、乾燥をして乾いた後にドアに物をちょっとはさんで冷風を入れたまま機械を回し、1分ほどクールダウンをさせます。
乾いて熱がある状態で止めてしまうと、シワが強く残ります。
クールダウンさせる事で、止めてもシワがつかないようにする事が出来るんですね。

ちょっと分りづらいでしょうか。
ちょっと手間をかけたり、面倒くさがらないで小分けにしたりする事で、シワは回避できます。

良い仕事をするには、手間ひまかけることです。

投稿者 boribori : 2005年06月09日 23:48

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