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2005年04月20日

素材の特徴を知ろう!

皆さん、衣類を買うときに素材を見ていますか?

デザインや値段は見ているでしょうね。
また、洗濯表示も見ている人が多いかも。

素材の特徴を知っていると、服を買うときもクリーニングする時も役に立ちます。
また、着用中も素材ごとに避けた方がいい事が分り、傷めないで長く着る事が出来るようになります。

とりあえず大まかに分類してみましょう。

衣類の素材には大まかに2種類あります。
天然素材から出来た繊維と、薬品などから出来た化学繊維です。

今日は天然繊維について話しましょう。

天然繊維はその中でもさらに2種類に分けられます。
植物性の繊維と動物性の繊維です。
植物性の繊維は、代表的なもので綿や麻があります。
レーヨンやポリノジックなども植物性の原料を使っているのですが、これらは特に再生繊維と呼ばれています。

植物性の繊維は、色々と特徴があります。
まず、吸湿性がいい。
下着などで皆さん実感している事と思います。
また、綿は耐洗濯性に優れていて取り扱いが非常に楽な繊維です。
しかし、問題点もあります。
それは、擦れに弱い事。
濃色に染められている場合、着用中の擦れなどで白化という現象を起こします。
また、染色がちょっと弱いので、色が出やすいんです。
Gパンを洗濯すると、水が真っ青になりますよね?
あんな感じで色が出てしまいます。

植物系の素材の服を買うときは、色が抜けやすい事、白化しやすいことなどを念頭において購入しましょう。
濃色系などは必ず色が褪せます。
色が褪せていくのが素材の楽しみ方の一つです。

次に動物系の素材ですが、代表的なものに羊毛やカシミヤ、アンゴラなどの獣毛繊維、絹などがあげられます。

これらの繊維の特徴は保温性に優れている点です。
空気を含んで断熱材の役割をします。
また、絹は光沢があり、肌触りもものすごくいい繊維です。

問題点は、虫に食われやすい所。
虫食いはほとんどがこの動物性の繊維です。
近年、稀に化学繊維などもやられるようですが、主はやっぱり動物性でしょう。

動物性の繊維は、お手入れに注意です。
汚れが残っていると虫に食われますし、またあまり激しいクリーニングは向いていない繊維もあります。
低価格の物から、高価格の物まで幅広いので、買うときは十分選んでくださいね。

化学繊維については、近々ここに書き込んでみたいと思います。

投稿者 boribori : 2005年04月20日 22:47

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